【 受賞 受章 】お祝いとお返しマナー 祝儀袋(のし)の書き方・金額相場・祝賀会マナー
- 2020.03.29
- のし・のし袋の書き方 冠婚葬祭 (子供のお祝い 結婚 一般的なお礼 香典の書き方など)
- 勲章, お祝い, 受章, keipower, しきたり, お返し, 日本文化, 日本マニュアル, 日本のしきたり, あいさつ, 受賞
受賞 (章)の知らせを聞いたらまずなにをしたらよいのかと悩みませんか。知らせを聞いたら、できるだけ早くお祝いをすることですが、
お祝いの品物選び、金額相場などすぐわかると便利ではないでしょうか。
そこで、お祝いの品物選び、祝儀袋の書き方、金額相場、祝賀会へのお誘いをうけたときのマナー、お返しの仕方についてくわしくご紹介していきます。
受賞 (章)とは
芸術、スポーツ、文化などさまざまな分野でうける賞のことを「受賞」、国が贈る勲章(くんしょう)や褒章(ほうしょう)のことを「受章」といいます。
連絡を受けたら
受賞(章)の連絡を受けたらできるだけ早く電話や電報でお祝いの気持ちを伝えるようにするか親しい間柄(親族)ならお祝いに駆けつけるようにします。
ただし、受賞(章)直後は相手も忙しいことが予想されますので、友人など親しい間柄であったとしても親族以外はできるだけ遠慮した方がよいでしょう。
〔広告〕
お祝い に持参すると喜ばれる品物
親族などが受賞(章)の連絡後すぐにかけつけるときは、お祝いの金品を必ず持参しなければいけないということではないですが、やはりお祝いの品物は用意していくのがマナーでしょう。
お花やワインなどのお酒、お菓子、果物といった品物がよく選ばれます。ポイントは、お祝いに来てくれた方のもてなしに使えそうな品物を選ぶようにすることです。
お祝いの金額相場
受章(賞)のお祝い金額相場は、5000円~30000円程度といわれています。親族のお祝い金が多めの金額になります。
お祝いを贈りたいときは
電話や電報でお祝いの気持ちを伝えた後でお祝いの金品を贈るときは、正式決定後1週間以内に自宅を訪問して渡すようにするほうがよいでしょう。
遠方の場合は、自宅に送くようにします。そのとき、お祝いの手紙を添えるのがマナーです。
お祝いの手紙例
拝啓 初春の候 ますますご活躍のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび「第20回美術工芸大賞」優秀賞のご受賞誠におめでとございます。これもひとえに長年の努力の賜物と拝察します。今回の受賞を機として○○様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。
気持ちばかりですが、お祝いをお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。
まずは略儀ながら書中にてお祝い申し上げます。
敬具
正式発表後に祝賀会に招かれている場合は
正式発表後に祝賀会を開くことがあります。祝賀会に招待されているときは、できるだけ出席し、会の規模にあわせてお祝い金を持参します。
祝賀会が会員制の場合は会費がお祝い金になりますので、不要です。
〔広告〕
お祝いの祝儀袋(のし)の種類と書き方
「受賞の御祝をするとき「御受賞御祝」の書き方 詩梨書道」
受賞(章)のお祝いでは、紅白、蝶結び、のしつきを用意します。表書きは、「御祝」「御受賞御祝」「御受章御祝」とし、氏名をフルネームで書きます。
3人以上でお祝いをするときは、「孫一同」「子供一同」のように「~一同」と書いて渡すのが一般的です。
お返しの仕方は
お祝いをいただいた相手に半額程度のお返しをします。お祝いをいただいてから一週間から10日以内に「内祝」を贈ります。
お祝いの電話や祝電をいただいた相手には落ち着いてからお礼状をだすようにします。
祝賀会を開くときは、当日に記念品(お返し)を渡すのも良い方法です。
記念品の制作するならこちらも人気です。
〔広告〕
お礼状の書き方例
拝啓 向春のみぎり いよいよご壮健にお過ごしのこととお慶び申し上げます。
さて、このたびの「第20回美術工芸大賞」受賞に際しましてはご丁重なるご祝詞を賜り、誠にありがとうございました。
今後も皆様のご期待にお応えできるよう なお一層の努力を重ねる所存です。何卒今後ともご指導ご鞭撻賜りますようお願い申し上げます。
まずは、略儀ながら書中にてお礼かたがたごあいさつ申し上げます。
敬具
ちょっとしたお礼ののしの書き方についてはこちらを参考に→お世話になった人へちょっとした お礼 あいさつのとき のし の書き方
お返しののしの種類と書き方
お返しは、紅白、蝶結び、のしつきののしに「内祝」としその右肩に「○○賞記念」と書いて渡します。
のしあり・水引ののしが大げさと感じるときは、水引がないのしを選ぶのもよいでしょう。
お礼お返しのマナーについてはこちらも参考に→【保存版】お礼 お返し 内祝の時期 金額相場 のし 避ける言葉のすべてがわかる
お祝いお返しははやめに
受賞(章)の知らせを聞いたら、すぐにお祝いの気持ちをつたえ、贈り物も早めに届けることが大切です。お祝いをいただいた側もお返しは、はやめに贈るのがマナーになります。
また、お祝いの手紙やお礼の手紙を添えることでより丁寧になり、今後の親交も深まるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。
発表会のお祝いについてはこちらを参考に→【 発表会 ・展覧会マナー】招かれたときの祝儀袋の書き方・お礼状 ・品物選びのマナー
〔広告〕
-
前の記事
【 発表会 ・展覧会マナー】招かれたときの祝儀袋の書き方・お礼状 ・品物選びのマナー 2020.03.23
-
次の記事
【 個展・発表会・記念式典】誘う側のお礼マナー・ 誘いをうけた側のお祝いマナー 2020.04.03