【 冬のビジネス文書 】年賀状・服喪中年賀状返信・寒中見舞い・お歳暮送付状の書き方
- 2020.08.04
- ビジネス文章 ビジネスメール のできる人に思われる書き方
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冬のビジネス文書 代表といえるのが、年賀状・寒中見舞い・お歳暮の送付状です。ビジネスでは必要なあいさつ文になります。
冬のビジネス文書の年賀状・寒中見舞い・お歳暮送付状を送ることで、相手との今後の関係を円滑にたもつことや、親交を深めたい相手との距離を縮めるきっかけができます。
冬のビジネス文書のマナーや好感を得られる書き方について詳しくご紹介していきます。
夏のビジネス文書 暑中見舞い・残暑見舞い・お中元送付状の書き方については→【 夏のビジネス文書 】暑中見舞い・残暑見舞い・お中元送付状の書き方
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冬のビジネス文書 年賀状・寒中見舞いの時期
年賀状は、1月1日~7日までに出します。年賀状の時期が過ぎたら、寒中見舞いとして1月8日~2月4日頃(立春)に出すのがきまりです。
立春を過ぎた頃に間に合わなかったときは、「余寒お見舞い」として、2月末までにだすこともあります。
年賀状の書き方
ビジネス文書での年賀状は、日頃の感謝を伝え失礼がない文章にしなければなりません。ビジネス文書での年賀状は、縦書きで届ける時期(1月1日~7日まで)になります。
その他に使ってはいけない言葉など年賀状の書き方のマナーがあります。詳しく解説していきます。
できる人の年賀状の書き方こちらも参考に→【 年賀状 ・寒中見舞い】年賀状・寒中見舞い(一般的・喪中)の正しい書き方 できる人の年賀状あいさつ文
年賀状テンプレートはこちらから⇒【 年賀状 】 テンプレート 一般的年賀状・ビジネス年賀状・年賀状じまいの文例
賀詞の書き方 冬のビジネス文書
ビジネス文書の基本の賀詞(目上の人に向ける賀詞)→「謹賀新年」「恭賀新年」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
「謹んで新年(年始・年頭・初春)のご挨拶を申し上げます」「新春を寿き謹んでご挨拶もうしあげます」
親しい相手には「賀正」「慶春」「迎春」「A HAPPY NEW YEAR」の歌詞を使いますが、ビジネス文書では避けた方が良いでしょう。
年賀状の書き方例
謹賀新年※
旧年中は格別のご愛顧賜り厚く御礼申し上げます。①
新年を迎え、皆様ますますのご発展をお祈り申し上げます。
本年も倍旧のお引き立てのほどをお願い申し上げます。②
令和○年一月一日
※賀詞の書き方例より書き換えは→「謹賀新年」「恭賀新年」「謹んで新年のお慶びを申し上げます」
①書き換え文章→・旧年中はひとかたならぬご愛顧を賜り誠にありがとうございました。
・旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く感謝申し上げます。
・昨年中は格別のお引き立てにあずかり厚くお礼申し上げます。
②書き換え文章→・本年もより一層のご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
・本年も相変わらずご指導ご厚誼のほどお願い申し上げます。
失敗しないためのあて名の書き方については→ 【必見!】封筒・ハガキ ・エアメール あて名 の書き方 会社名・役職・様方など できる大人のあて名書き
喪中の年賀状への返信書き方
喪中に年賀状をいただいたときは、必ず返信をします。喪中であるためおめでたい言葉を意味する「賀」などの言葉は避けます。
避けた方が言葉についてはこちらも参考に→【葬祭マナー】お悔やみの時のあいさつの仕方 正しい 言葉 と絶対使ってはいけない 言葉
喪中の年賀状返信の書き方例
このたびは、ご丁寧なお年始のご挨拶を賜り、心より
感謝申し上げます。
昨年○月に父が他界いたしましたため、年始のご挨拶を控えさせていただきました。
ご通知が遅くなり申し訳ございませんでした。
まずは、お礼かたがたお詫びまで。
弔事のビジネス文書については→【ビジネス文章】弔事ビジネス文章 お悔やみ状 の文章の書き方がすぐわかる
寒中見舞いの書き方
寒中見舞いは、1月8日~2月4日(立春)までの時期にだします。文章の冒頭に必ず「寒中お見舞い申し上げます」といれます。
寒中見舞いで書いてはいけないことは、「拝啓」「敬具」のあいさつ、結語です。また、暗い話題や会社のマイナスになることは書かないことがきまりになります。(売り上げがさがるなど)
寒中見舞いの書き方例
寒中お見舞い申し上げます
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
今年は例年にないほどの厳しい寒さが続いておりますが、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
こらからもどうか変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。①
令和○年○月吉日②
①書き方文章→・これからもお支援のほどよろしくお願い申し上げます。
・今後もご支援賜りますよう心よりお願い申し上げます。
②松の内を過ぎた立春までにだすあいさつ文になるので「吉日」と書きます。
お歳暮の送付状の書き方と贈る時期
ビジネスでのお歳暮を贈るときには送付状をつけることが基本です。お歳暮を贈る時期は、12月上旬~20日頃になります。お歳暮を年内に間に合わせることができないときには「御年賀」として贈るようにします。
お歳暮の送付状は、品物につける場合と、品物に添えない場合の書き方があります。
ビジネス文書お歳暮お礼状の書き方については→【ビジネス文書 お礼状 の書き方】 お見舞い・お中元・お歳暮・就任など お礼状のポイントがわかる
お歳暮の金額相場・品物の選び方については→【お歳暮マナー 】お歳暮の贈り方・のしの書き方・品物選び・金額相場まるわかり
お歳暮送付状書き方例(品物に添える場合)
拝啓 歳末の候、貴社いっそうご清栄ののこととお慶び
申し上げます。平素は格別のご厚情賜り、誠にありがとうございます。
おかげさまで、本年も大過なく年の瀬を迎えることができました。厚く御礼申し上げます。
つきましては、謝意ののしるしとして、こころばかりの品をお届け申し上げます。ご笑納いただければ幸いです。
今後とも変わらぬご配慮のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずは、書中にてご挨拶まで。
敬具
感謝の気持ちを示し、明るい話題にするように書きます。(「おかげさまで~」)
お歳暮の送付状書き方例(品物に添えない場合)
拝啓 歳末ご多忙の折、貴社いよいよご清祥のこととお慶び
申し上げます。日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
おかげさまで、本年も私どもも大過なく年の瀬を迎えることができました。これもひとえに日頃からのご支援の賜物と、深く感謝申し上げます。
つきましては、謝意のしるしとして、本日別便にて心ばかりの品を送らせていただきました。
ご笑納いただければ幸いです。
皆様ますますのご発展をお祈りし、年末のご挨拶申し上げます。
敬具
感謝の気持ちをあらわし、別便にてという言葉をいれるようにする。
冬のビジネス文書 がもたらすこと
冬のビジネス文書には、季節の節目にあいさつをすることで、相手との今後の関係を良好にすること、親交を深めるきっかけにすることができます。
冬のビジネス文章も形式を重んじるため縦書きにすることがきまりです。ビジネスを円滑にするための文章をつくりにお役立てください。
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