上巳の節句 (ひな祭り)に関連した神様・ 神社 (オオカムヅミ・少彦名命・息長足姫命)

上巳の節句 (ひな祭り)に関連した神様・ 神社 (オオカムヅミ・少彦名命・息長足姫命)

上巳の節句(ひな祭り)で桃をかざることで厄災を除ける意味があります。上巳の節句に関係する神様にはオオカムヅミ、少彦名命(スクナヒコナノミコト)、息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)がいます。

神様の興味深い話と祭神となる神社をご紹介します。

上巳の節句(ひな祭り)桃の神様

オオカムヅミ
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上巳の節句(ひな祭り)にかかせないのが桃です。桃は、厄災から守ってくれる力があるといわれてきました。桃の力をもつ神様がオオカムヅミ(意富加牟豆美命)(大加牟豆身命)です。

ひな祭りの飾り方意味⇒【 ひな祭り 】桃の節句 飾り方用意するもの 桃の節句 の意味まるわかり

上巳の節句 桃の力のはじまり

桃 上巳の節句
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イザナキは、火傷(ヤケド)で死んでしまった妻のイザナミを黄泉の国から連れもどそうと会いに行きます。

イザナミは、「黄泉の国の神様に元の世界に帰れるように頼みに行ってくる間、私の姿を見ないで欲しい」と夫のイザナキにいいました。

しかし、心配で待ちきれなかったイザナキは、妻との約束をやぶりイザナミに明かりを灯してしまいます。そこには、美しかったイザナミの姿はなくウジがわいてみにくくなった死体がありました。

その姿に驚いて逃げ出してしまったイザナキを黄泉の国の恐ろしい住人達が追いかけてきます。出口近くで桃の実を見つけたイザナキは、追いかけてくるおそろしい者たちに桃の実を投げつけました。

するとみんな逃げ帰ってしまったことから桃には、厄災を取り除く力があると信じられるようになります。3月3日の上巳の節句は、別名『桃の節句』といいます。

桃が季節の花であることと上巳の節供が重なり女の子が災難にあわないようにしてもらうための行事になりました。

オオカムヅミに会える神社

  • 新治神社(富山県)
  • 桃島神社(兵庫県)
  • 桃太郎神社(愛知県)

息長足姫命(オキナガタラシヒメノミコト)神功皇后 子育ての神様

神功皇后
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たくましく勇敢、愛情深い、働くお母さんの象徴になっている神様が神功皇后=オキナガタラシヒメです。

神功皇后 (じんぐうこうごう)とは、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)の后(妻)です。

臨月に入っていた神功皇后は、夫の仲哀天皇とともに筑紫国(つくしのくに)にでかけたのですが、途中夫の仲哀天皇が急死してしまいます。

夫の仲哀天皇が亡くなったため、神功皇后が朝鮮半島の新羅(しらぎ)を攻める仕事を任されることになります。

臨月であった皇后は、遠征中に産気づき腰に石をまいて産気を静め、御子を15ヶ月ものあいだ体内に抱いたまま軍を率いて戦いにのぞみます。

夫のかわりに戦いに行った働くお母さんの先駆けとして神功皇后は、子育ての神様だけではなく、安産、勝ち運を授ける神、厄除けの神様となり広く信仰されるようになりました。

神功皇后は、上巳の節句・端午の節句のかみさまでもあります。詳しくは⇒子育ての神様 端午の節句にちなんだ神様の話 神功皇后とは

神功皇后(オキナガタラシヒメ)と 上巳の節句

和歌山県の淡島神社(あわしまじんじゃ)では、神功皇后と少彦名命(スクナヒコナノミコト)の神様は、とともに雛人形(ひなにんぎょう)の起源とされ祭神になっています。

少彦名命(スクナヒコナノミコト)は、医薬の神様で特に女性の病気回復、安産、子授けのご利益があります。

神功皇后(オキナガタラシヒメ)に会える神社

少彦名命(スクナヒコナノミコト)医薬 針仕事 温泉の神様

少彦名命

神功皇后少彦名命の2神は、上巳の節句で雛人形の起源とされています。少彦名命(スクナヒコナノミコト)は、天に住む親神のカムムスヒの指の間からこぼれ落ちて地上に降り立った神様といわれています。

少彦名命(スクナヒコナノミコト)は、幅広い知識の持ち主です。親神のカムムスヒから「これからは、大国主神(オオクニヌシノカミ)とともに国造りをしなさい」と言われ国造りに励みます。

しかし、出雲国から伊予の国への旅の途中で病に倒れてしまいました。心配した大国主神が『速見の湯(大分県別府)』へ導き温泉に少彦名命を浸すとたちまち病が治ったという道後温泉の開湯話があります。

ここから、少彦名命は温泉の神様、医療の神様として伝えられるだけではなく、特に婦人病回復の守り神、女性の仕事であった裁縫の神様としても信仰されるようになりました。

「手指の間からくぐり抜けた神」の記述があることから一寸法師のモデルともいわれています。

少彦名命(スクナヒコナノミコト)に会える神社

上巳の節句をたのしむ

雛人形
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上巳の節句は桃の節句、ひな祭りと呼ばれています。女の子の健康、成長、幸せを願う五節句のひとつです。

ぜひ、上巳の節句に関係する神社をたのしむきっかけにしてみてください。