【 長寿祝い 】長寿祝い(賀寿の祝い)の意味とお祝いお返しの仕方 大人のマナー

【 長寿祝い 】長寿祝い(賀寿の祝い)の意味とお祝いお返しの仕方 大人のマナー

「還暦」「米寿」という言葉はなじみがあるのではないでしょうか。 長寿祝い には、それぞれの年齢に応じた品物選びやお祝いの仕方などがあります。

ここでは、品物選び、祝儀袋の書き方、金額相場、具体的な長寿祝いの年齢や意味などについて詳しくご紹介しています。

子供のお祝いに関する詳しい内容については→なるほど! 日本のしきたり 文化「帯祝い 」「お宮参り」など子供の成長からみえるお祝いのことばの意味 日本マニュアル

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長寿祝い のはじまり

長寿祝い
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長寿祝いは、もともとは、中国の風習で奈良時代から日本でも長寿祝いをするようになったと言われています。

当時は、長生きが稀(まれ)だったこともあり、数えで40歳になる年から「四十の賀」「五十の賀」というふうに10年ごとにお祝いをしていました。

今のように「還暦」「古希」「喜寿」「米寿」という名称で長寿のお祝いをしたのは、室町時代からです。

 

長寿祝い の意味

長寿祝い 鶴
https://www.photo-ac.com/main/detail/314924?title=%E9%B6%B4%E4%BA%80

長寿の祝いには、「還暦(かんれき)」「古希(こき)」「喜寿(きじゅ)」「傘寿(さんじゅ)」「半寿(はんじゅ)」「米寿(べいじゅ)」「卒寿(そつじゅ)」「白寿(はくじゅ)」があります。それぞれの長寿の意味をみていきます。

還暦(かんれき)60歳 

生まれて60年で干支十二支がひと回りすることから数え歳で(61歳)でお祝いするようになりました。

還暦赤いちゃんちゃんこを着るのは、赤ちゃんになることを意味しています。

これからの健康を願い感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。還暦祝いには、記念に残るものを選ばれやすく、赤いものが厄除けになるともいわれています。

還暦祝いに家族みんなで喜んでもらえそうなギフトもおすすめです。

ちょっとおもしろいみんなの笑顔があふれるギフトもいいかもしれません。

古希(こき)70歳 

中国の詩人の杜甫(とほ)の詩「曲江」の一節「人生七十古来稀なり(じんせいしちじゅうこらいまれなり)」が起源となっています。

70歳まで長生きする人は稀であるの意味があります。平均寿命が今ほど長くなかった時代から始まっていることにあります。

喜寿(きじゅ)77歳 


「喜」
の字を草書体で七十七に見えることからきています。「喜の祝い」とも呼ばれます。

傘寿(さんじゅ)80歳

「傘」の字が八十と見えることから80歳のお祝いとされています。

半寿(はんじゅ)81歳

「半」の字が八十一の字となることから81歳のお祝いになります。

 

米寿(べいじゅ)88歳

八十八を合わせると「米」という字になることから由来しています。

卒寿(そつじゅ)90歳

「卒」の字が九十と見えることから由来する90歳のお祝いです。

白寿(はくじゅ)99歳

「百」の字から「一」を引くと「白」になることから、あと1歳で100歳になる意味があります。

百賀(ひゃくが)100歳

百歳から先は、「賀」という字を使い、101歳だと「百一賀」というふうに100歳から先は毎年お祝いをします。「百賀」のことを「上寿」ともいいます。

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近年の長寿祝いの傾向

長寿
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中国から伝わった長寿の祝いには、長生きを喜びさらに元気で長生きしてほしいという願いが込められています。昔は、今ほど平均寿命が伸びていなかったため還暦からお祝いをしていましたが、

近年では、60歳はまだまだ若く一線で活躍している人も多いので、還暦祝いは、内輪だけでするか古希からお祝いする人もいます。

長寿祝いは数え年 満年齢のどちらか

また、数え年で(生まれた年を1歳と数え、新しい年ごとに1歳足して読む)長寿のお祝いをすることが多かったのですが、現在は、満年齢でお祝いすることが多くなってきています。

 

長寿祝いの仕方

長寿祝い
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長寿祝いは、身内が集まり食事会を開くことが一般的です。恩師などの場合は、祝宴を開きお祝いを贈ります。

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長寿祝いののし(祝儀袋)の書き方

長寿 のし袋
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長寿のお祝いのし(祝儀袋)は、のしつきの紅白5本蝶結びを使います。表書きは、「祝 還暦」「祝 白寿」「古希御祝」「御祝」「寿」のように書き、名字また、フルネームで名前を書くようにします。

のし袋(祝儀袋)の詳しい内容は→簡単解説!のし袋のマナー お祝いの表書き、中包みの書き方編 動画解説あり

長寿祝いを渡す時期

長寿祝いを渡す時期は、満年齢長寿祝いをするときは、誕生日や祝宴の前日までに渡すのが一般的です。数え歳長寿祝いをするときは、該当年のお正月すぎもしくは、敬老の日に渡すのが良いでしょう。

長寿祝いを渡しそびれたなどのときは、お祝いの手紙を添え後で贈っても失礼にはなりません。

長寿祝いわたす日にちは六曜を参考に→カレンダー(日付・季節)で見る日本の しきたり 二十四節気 六曜 九星 ならわしがわかる

長寿祝いの金額相場 品物の選び方

長寿祝い 金額
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長寿祝いの金額相場は、1万円~10万円になります。長寿祝いの品物選びをするときは、長寿にあう高品質なものや安全性の高いものを選び、本人の趣味など相談して決めるもの良い方法です。

長寿祝い お返しの仕方

長寿 お返し
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長寿祝いのお返しは、基本的には不要とされていますが、祝宴などを開いたときは、記念品として品物を配ることもあります。

品物ののしの表書きは「内祝」「〇〇記念」とし、フルネームで名前を書いて渡します。

 長寿祝い のお返しの品物

長寿祝いのお返しを記念品として配る場合の品物には、紅白まんじゅう、お赤飯、名前入りの茶器、お盆、置き時計などが選ばれています。

また、「喜」「米」など長寿の年齢に合わせた一文字を染め抜いた風呂敷ふくさなどをいただいた金額にかかわらずすべての人に贈ります。

 長寿祝い品物の色の選び方

長寿 品物
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還暦は、「赤ちゃんに戻る」とされていることから、魔除けの意味を持つ『赤色』のものを選ぶことが多く、赤いちゃんちゃんこが贈られていました。

最近では赤いちゃんちゃんこをもらうのを嫌がる人も多くなっています。近年の60歳は、まだまだ若く一線で活躍されている世代ですので、赤色のマフラーなどが選ばれています。

また、喜寿で『紫色』傘寿、米寿に『金茶色』、卒寿、白寿に『白』を贈るといわれています

お礼お返し内祝についてのより詳しい内容は→【保存版】お礼 お返し 内祝の時期 金額相場 のし 避ける言葉のすべてがわかる