4月 のしきたり早見票 お花見の由来・ 十三参りの作法・入学祝いなど4月の行事がわかる

4月 のしきたり早見票 お花見の由来・ 十三参りの作法・入学祝いなど4月の行事がわかる

 4月 春になると草花が芽吹き爽やかで生き生きとした様子を表す「清明(せいめい)」の季節になります。

4月は、花見や入学、十三参りなどのイベントがある季節です。入学祝いや十三参りの作法について詳しくご紹介していきます。

 4月 のしきたり早見表

1日 2日 3日 4日 5日 6日

①エイプリルフール

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②お花見 

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おどり花見(千葉県成田山新勝寺) あんぱんの日  (木村屋総本店初代安兵衛が明治天皇にあんぱんを献上した日)

③清明

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城の日(4、6 語呂合わせ)
7日 8日 9日 10日 11日 12日

④入学式 ~

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⑤花祭り(お釈迦様の誕生日)

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大仏の日(奈良県 開眼供養式)   メートル法公布記念日  
13日 14日 15日 16日 17日 18日

⑥十三参り

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高山祭り(岐阜県)   長谷寺ぼたん祭り(奈良県)   鎮花祭(奈良県)
19日 20日 21日 22日 23日 24日
地図の日(伊能忠敬が北海道の測量へ出発した日 穀雨(こくう) 藤まつり(福岡県) 良い夫婦の日(よ4い1ふふ22 語呂合わせ) 読書の日  
25日 26日 27日 28日 29日 30日
  お風呂の日(よ4い1ふ2ろ6 語呂合わせ) 諏訪神社例大祭(新潟県)   日高火防祭(岩手県)

⑦鯉のぼり 鯉のぼり祭り

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①エイプリルフール( 4月 1日)とは

嘘 
https://pixabay.com/ja/photos/

4月1日は、嘘をついてもよい日といわれています。ただし、楽しい嘘で人を傷つけるようなうそはだめです。

日本でエイプリルフールが広まったのは大正時代といわれていますが、その由来については諸説あります。エイプリルフールで嘘をついていいのは、午前中だけで午後には種明かしをするきまりもあります。

②お花見( 4月 2日)の由来

桜 八重桜
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お花見の桜には、古くから神様が降臨すると信じられてきました。お花見は、神様にごちそうをふるまい豊作を祈願したのが由来です。

お花見のはじまりは、平安時代の貴族からやがて武家に広がります。1598年(慶長3年)に豊臣秀吉(とよとみひでよし)が大規模な花見を行った「醍醐の花見(だいごのはなみ)」が有名です。

その後徳川家光(とくがわいえみつ)、徳川吉宗(とくがわよしむね)が各地に桜を植えさせたことがきっかけとなり広く花見が広がったとされています。

お花見にまつわる詳しい内容はこちらからも⇒【 お花見 】 桜 お花見のたのしみ方  お花見の歴史・桜 ・桜餅のすべて

③清明(せいめい)( 4月 5日)とは

4月 草花
https://pixabay.com/ja/photos/

二十四節気の「清明(せいめい)」とは、「清浄明瞭(せいじょうめいりょう)」という言葉の略語で清々しく生き生きしているという意味があります。

日本には、四季折々に自然への感謝を表す行事があり、お花見は日本ならではイベントです。

④入学式( 4月 7日頃~)

4月 入学式
https://gahag.net/004881-high-school-girl/

全国各地で入園・入学式が始まる頃です。入学式でお祝いを贈る場合は、小学校入学からで、入試合格、卒業祝いより入学祝いを優先させます。

身内以外は贈らなくても失礼にはなりません。お祝いのお返しは、品物の場合は基本不要とされていますが、お返しをしたいときは、本人からのお礼状とともに半額もしくは3割程度のお返しを「内祝」として贈ります。

また、お祝いをいただいた相手に子供がいる場合は、入学祝いでお返しとするのも良い方法です。

卒業就職お祝い文の書き方についてはこちら⇒卒業 就職 お祝い文の書き方 文例 

より詳しい入学祝い・お返しの仕方・お礼状の書き方についてはこちら⇒入園・入学・卒業・就職祝いとお返しの仕方 金額相場 のしの書き方すべてわかる!

お礼】子供のお祝いへの お礼文 の書き方 出産・入園入学・卒業/就職のお礼文

⑤花祭り(灌仏会 かんぶつえ) 4月8日

4月8日 花祭り
https://www.photo-ac.com/main/detail/1740375

4月8日は、お釈迦様の誕生日を祝い花祭りを行う日(仏教では、「灌仏会(かんぶつえ)」)です。(地域によっては、5月8日に行うところもあります)

お釈迦様が誕生したのは、ルンビニーの花園で右手で天を、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊(てんじょうてんげゆいがどくそん)」と唱えたといいます。『この世界に我より尊いものはない』という意味です。

各地のお寺では御堂をお花いっぱいに飾り「花御堂(はなみどう)」を再現し、中央に蓮の花をかたどった水盤にのせた釈迦誕生仏像を安置します。安置された誕生仏に甘茶をかけるという行事が行われます。

甘茶をかけるのは、生まれたばかりのお釈迦様に九竜が天から不老不死である「甘露(かんろ)」を注いで産湯にしたという伝説にちなんだものだそうです。甘茶は、アマチャヅルの葉を煎じたお茶で無病息災や厄除けの意味を持ちます。

⑥十三参り(じゅうさんまいり) 4月13日

十三参り
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十三参り(じゅうさんまいり)」とは、数えの年で13歳になる男女が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお参りし知恵を授けてもらいに行く風習です。

13歳の子供が大人へとなっていく時期に厄除けの意味が込められており、旧暦の3月13日や月遅れの4月13日に主に関西地区で行う行事になります。

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)とは、虚空のような無限の知恵と福徳を与えてくれる仏様で、右手に知恵を象徴する剣を持ち、左手に福徳の知恵宝珠を持っています。

十三参りでは、13歳になる子供が半紙に願いを漢字一字で書き「お見代わり」として奉納します。

十三参りの帰り道ではお寺を出るまでは振り返らないようにして帰ります。これは、せっかく授かった知恵を失ってしまわないようにするためです。

十三参りの祝儀袋書き方など詳しい内容はこちらから⇒「初節句」「 七五三」「十三参り」「成人式」のし・祝儀袋の書き方 金額相場 お祝い お返しの仕方まるわかり

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⑦鯉のぼり 4月30日

鯉のぼり
https://cdn.pixabay.com/

5月5日の端午の節句が近くなるこの頃各地で鯉のぼりがあがるころです。

中国の『登竜門伝説』(黄河の急流を昇った鯉は竜になる)から男の子立身出世を願い武士の家で鯉のぼりを上げるようになりました。

今でも男のがたくましく育つようにと願いを込めて鯉のぼりをあげます。

端午の節句については⇒【端午の節句】5月飾り 端午の節句 で用意するもの それぞれの意味すべてわかる!

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