なるほど! 日本のしきたり 文化「帯祝い 」「お宮参り」など 子供 の成長からみえるお祝いの意味 日本マニュアル
- 2018.12.01
- 日本の文化 しきたり 方法がわかる(月別 四季 文化すべて)
- 令和, 歯がための石, 七五三, 神宮皇后, お祝い, 真魚, 成人式, 復帯, お宮参り, ひなあられ, 鯉のぼり, 子安観音, 帯祝い, 雛人形, 日本, 水天宮, お七夜, 兜, しきたり, 鬼子母神, お食い初め, 菖蒲, 文化, 安産祈願, 初節句, 風呂敷, 岩田帯, 東照公産湯の井戸, 桃の節句, 髪置きの儀, 安産, 鎌足産湯の井戸, ひな祭り, 袴着, 宮沢賢治産湯の井戸, 端午の節句, 帯解き, 日本のしきたり, 源氏物語絵巻 柏木, 初誕生, 収穫祭

「帯祝い」や「お宮参り」など 子供 のお祝いの行事にはどんな意味があり、どんなことをするのか、なにを用意したら良いのか悩むことありませんか。
ここでは、妊娠から子供の健康な成長を祈願する行事、日本の文化しきたりについての疑問をわかりやすく解説しています。
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妊娠5ヶ月目の 子供 「帯祝い」にはこんなお祝いの意味がある
「帯祝い」は、妊娠5ヶ月目の「戌の日」に妊婦と胎児が健康に成長することを祈願し、「岩田帯(腹帯)」をする儀式のことです。「戌の日」に行うのは、犬のお産が軽くしかも多産であることから由来します。
また、「岩田帯」の岩には岩のようにたくましく元気な子供が生まれますようにとの願いがこめられています。
昔、神宮皇后が朝鮮出征の際に妊娠中であったことから帯の中に石を巻きつけていき、帰国後に安産で応仁天皇を生んだことから「腹帯=安産」と結びつきました。
皇室では「着帯の儀」として知られた「帯祝い」の歴史は古事記成立712年から記載され、日本の伝統的な儀礼になります。
令和となった近年、一般的な「帯祝い」の正式なお祝いの儀式をすることが減ったとはいうものの子安観音、
水天宮、鬼子母神などの安産祈願ができる神社に参拝し「岩田帯」を買う人も増えています。
神社お寺のお参りの仕方については⇒神社・お寺 お参り の仕方 年神様 ・氏神様とは 参拝方法のマナー
子供 の出産後に入るおふろ「産湯」にはお祝いの意味がある
赤ちゃんが生まれて初めて入浴させるお湯のことを「産湯」といいます。「産湯」には、産土神(うぶすながみ)が守っているその土地の水のことをいいます。
井戸から水をくんでお湯を沸かし「産湯」にし、赤ちゃんをお湯に入れ体を清め、すこやかで丈夫な成長を祈願するという儀式からなります。
近年では、産まれてすぐの赤ちゃんをお湯につけない産院も多くあるようです。その理由は、生まれてすぐの赤ちゃんの体に付着している
「胎脂」という物質が体を守るバリア機能を果たしているとわかってきたからです。
子供 の入浴 産湯の井戸の歴史

愛知県岡崎市に徳川家康の「東照公産湯の井戸」、奈良県奈良市に藤原鎌足「鎌足産湯の井戸」、
岩手県花巻市に「宮沢賢治産湯の井戸」と全国各地に「産湯の井戸」と言われる史跡が数多くあるといいます。美しい日本文化の史跡が残されているということですね。
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「お七夜」はこうして生まれたお祝い
「お七夜」とは、生まれて7日目に名前をつけてお祝いする行事です。平安時代、赤ちゃんの死亡率が高かったため、生後、「三夜」「五夜」「七夜」「九夜」と無事を祈り健康を願って数えたことが始まりです。
江戸時代から生まれた子供の健康と無事を祈る儀式を「お七夜」としてお祝いするようになりました。
「お七夜」は「名付け祝い」「命名式」とも言われ、奉書や手すきの和紙に子供の名前を書いて「命名書」をつくり神棚、仏壇にそなえます。
また、この日は赤飯、鯛を用意してお祝いします。近年は、母子の退院の日にちと重なるので特別なお祝いをするということもなくなってきているようです。
「お宮参り」とは神様に報告する お祝いの儀式

赤ちゃんが無事に生まれたことを産土神(うぶすながみ)に感謝し報告する儀式が「お宮参り」です。「お宮参り」では、父方の祖母が抱くのが一般的です。
母親の体を気遣い、子供の健やかな成長を祈願する意味があります。室町時代以前は、「産土参り(うぶすなまいり)」といい、産土神を参ることをいいました。
産土神は、その人が生まれた土地の守護神のことで、お産を穢れ(けがれ)としてとらえられていたこともあり、産後の忌明けの儀式と子供の氏子いりの儀礼を兼ねていたといいます。
「お宮参り」の時期
「お宮参り」は、男の子が生後30日目、女の子が31日目にお参りします。場所によっては、生後75日目や100日目に行うところもあります。
「子供は7歳までは神のうち」といわれ7歳までは魔物に狙われやすいので大切に守らなければいけないと考えられていました。
今ほど医療技術が進んでいなかったこともあり、幼くして命を落とす子供がいたことが背景にあるようです。
無事に子供が成長することを願い、お宮参りでは、子供のおでこに紅、鍋墨で文字や記号を書く風習も残っています。
例えば、東北では「☓」「十」北関東で「犬」大阪、滋賀、奈良では男の子に「大」女の子に「小」という字を書くといいます。
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「お食い初め」は、平安時代からあったお祝いの儀式
平安時代から続く「お食い初め」のお祝いは、一生食べ物に困らないようにと祈る儀式のことをいいます。
一般的に生後100日目~120日目(地域によっては呼び方、やり方、日にちも違います)の乳歯が生え始めた頃、食べ物を食べさせる(マネをする)儀式です。

お祝い膳として、子供に茶碗、箸、膳を新調します。このとき、男の子には、朱塗りの膳、女の子には、内側だけ朱色で黒塗りの膳を用意していきます。
料理は、赤飯、尾頭付きの鯛の焼き魚、鯛のすまし汁、煮物、香の物といった一汁三菜が基本となり、
丈夫な歯になることを願い氏神様の境内で拾った小石「歯がための石」を添え、しわがたくさんできるまで長生きしますようにと願いをこめ「梅干し」を添えます。
「お食い初め」の儀式のはじまりがわかる資料には、平安時代の物語『源氏物語絵巻 柏木』に「五十日の祝い」として光源氏が薫(かおる)を抱く場面が描かれています。
祝い膳は、最初餅を口に含ませることからはじまり、初めて魚を食べさせる「真魚(まな)の祝い」がのちに「お食い初め」になったと言われています。
「初節句」男の子と女の子でお祝いの仕方がかわる
『節句』は、中国の暦法の五節句から由来してできた年中行事のことをいいます。五節句は、1月7日(人日じんじつ)3月3日(上巳じょうし)
5月5日(端午たんご)7月7日(七夕たなばた)9月9日(重陽ちょうよう)が式日としていたのですが、
明治6年になくなり、今では上巳3月3日を女の子の節句、端午5月5日を男の子の節句として残っています。
男の子女の子の無事な成長を祈願するお祝い行事となり、男の子には、兜や武者人形、鯉のぼり、ちまき、柏餅を供え、女の子には、雛人形や桃の花を飾り、菱餅、ひなあられを供えます。
中国では、菖蒲が邪気を払うといわれていることから、菖蒲=尚武(武勇を尊ぶ)に通じ、男の子の節句の5月5日に菖蒲湯に入ると良いとされています。
女の子の節句の雛人形には、災いの身代わりになって子供を守るという言い伝えがあります。
端午の節句 子供 のお祝いの由来

5月5日の端午の節句は、中国の行事の邪気を祓うというところからきています。男の子の成長と、立身出世を願い、勇ましい武者人形や鯉のぼりを飾ります。
鯉のぼりは、中国の故事「登竜門」(鯉が黄河の急流の滝を登り切る)からきています。
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ひな祭り 子供 のお祝いの由来

中国では、3月の初めに川で身を清めるというならわしがあったといいます。この行事がひな祭りにあたり雛人形にかわりました。
昔、雛人形は紙で作られており、お祝いのあとに川に流したといいます。雛人形に穢れを託し厄を祓うという意味がありました。
次第に紙ではない人形に代わり、毎年ひな祭りの時期に雛人形を飾るという風習へと変わったのです。
桃の節句(ひな祭り)に関するもう少し詳しい内容はこちらを参考に→【 ひな祭り 】桃の節句 飾り方用意するもの 桃の節句 の意味まるわかり
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「初誕生」のお祝いは一升の餅を用意する
満1歳の誕生日に「一生(一升)食べ物に困らないように 一生(一升)足腰が上部で健康であるように」と願いをこめ、一升(約1.8キロ)の丸餅を用意します。
風呂敷に包み子供に背負わせて歩くことや餅の上に立たせるといったことをします(地方によってやり方が変わります)
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「七五三」のお祝いの歴史をみる
「七五三」のお祝いは平安時代から行われていたといいます。武家社会の中で幼児の間は、髪を剃っていき3歳になると髪を伸ばしはじめることができるお祝いのことを「髪置きの儀」といい、
男の子が5歳になり、初めて袴を着せてもらえるお祝いのことを「袴着」、女の子は、7歳でそれまでの子供用の紐付きの着物ではなく、帯を締める大人の着物を着るお祝いを「帯解き」といいました。
七五三の祝い方と千歳飴
「七五三」は、これらのお祝いが元になってできたお祝い行事です。11月15日に晴れ着を来て神社に参詣します。
「七五三」を祝う日が11月15日なのは、氏神の収穫祭にあたり縁起が良いとされているためです。
「七五三」で千歳飴(ちとせあめ)をもらうのは、江戸時代に長寿を祝う縁起の良い飴として、平野屋甚左衛門(じんざえもん)が作ったという説
や飴売りの七兵衛が売り出したという話が残されているところからきています。
「成人式」のお祝いには深い意味がある
昔は、「成人式」のお祝いの年が男の子と女の子で違いました。男の子は、数え年の15歳前後、女の子は、13歳前後でした。
男の子は、「元服(げんぷく)」「烏帽子着(えぼしぎ)の祝い」「褌(ふんどし)祝い」女の子は、「裳着(もぎ)」「髪上(かみあげ)」「鉄漿(かね)付け祝い(お歯黒)」が今の「成人式」にあたるといいます。
平安時代、男の子は、髪を上げ、冠をかぶり、幼名を烏帽子名へ改名し、大人の服を身につけます。
女の子は、それまでの短く切りそろえた髪型から髪を結い上げた髪型「髪上げ」にし、「裳着」裳(袴の上につける装束の一種)を身につけました。
大人として認められるため山登りや作業といった試練を与え、乗り越えられたら一人前の認めたという話も残されています。
今の成人式と共通するのは大人としての第一歩を踏み出すというお祝いの儀式が平安時代から続いていることです。
子供の成長の祝いの続きは→「初節句」「 七五三」「十三参り」「成人式」のし・祝儀袋の書き方 金額相場 お祝い お返しの仕方まるわかり
お礼お返し内祝に関する詳しい内容はこちらも参考に→【保存版】お礼 お返し 内祝の時期 金額相場 のし 避ける言葉のすべてがわかる
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