【 個展・発表会・記念式典】招待する側 のし(奉書紙)の書き方  

のしの書き方 冠婚葬祭

祝賀会 、個展、子供の発表会など招待する側ののしや奉書紙の書き方についてくわしくご紹介していきます。

書き方以外のマナーについては⇒【 個展・発表会・記念式典】誘う側のお礼・ 誘いを受ける側のお祝いマナー

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招待する側 「贈呈」「 献上」「 謹呈」「記念品」「内祝」の意味

祝儀袋、奉書紙、のしの書き方は、楷書かくずしすぎない行書で書くのが一般的です。ここでは、くずしすぎない行書での書き方について説明していきます。

まず、祝賀会などをひらくときや自分の作品や記念品を贈る際は、「贈呈」「献上」「謹呈」「記念品」と書きます。また、お祝いをいただいたお返しに「内祝」とするときもあります。

「贈呈」は、会社、団体、個人で贈る際の一般的な表書きの言葉です。

「謹呈」は、目上の人から目下の人に贈り物をするときのあらたまった言葉になります。

「献上」は、目上の人への贈り物のときに使う表書きの言葉です。

「記念品」は、お土産や記念の品をお渡しする際の表書きになります。

「内祝」は、お祝いをいただいた相手にお返しをするときの表書きになります。

それぞれの書き方についてご紹介します。

筆ペンの持ち方

筆持ち方筆ペン縦筆ペン横

まず、筆ペンを立てて書くようにします。強弱をつけて書くのがポイントです。

「贈呈」の書き方

贈呈

贈 書き順贈

① 「贈呈」「贈」の1画目2画目を平行になるようにします。

② 3画目、4画目、5画目の幅を同じくらいの大きさにあわせ、5画目から6画目をつないで書きます。

③ 8画目から9画目は、右上がりになるように筆をもっていきます。

④ 10画目、11画目は、やや下をせまくします。

⑤ 13画目、14画目はつないでいきます。

⑥ 15画目、16画目が平行になるように下におろします。

⑦ 17画目、18画目をつないでいきます。

呈 書き順呈

① 「贈呈」「呈」の1画目2画目は、やや下がせまくなるようにします。このとき、縦線をやや太めにすると見ばえがよくなります。

② 4画目、6画目、7画目を同じくらいの幅にします。6画目から7画目つながりをもたせて書きます。

「謹呈」の書き方

謹呈

謹 書き順謹

①「謹呈」「謹」の1画目と2画目の間をあけてきます。

②3画目から4画目へ筆につながりをもたせるようにします。

③4画目から7画目までつないでいきます。行書では、言ベンの形がかわります。

④7画目をはらいにし、8画目へつながるように筆をはこびます。

⑤10画目は、9画目より高い位置にもっていき、右あがりになるようにします。

⑥11画目、12画目は、下がせまくなるようにします。このとき、たて線をやや太めにすると見ばえがよくなります。

⑦14画目は、「口」の中心をねらい、まっすぐ下へおります。

⑧15画目は、13画目よりやや短めにします。

⑨16画目から17画目へつながりをもたせて書きます。

⑩17画目は、16画目より長めにします。

呈 書き順呈

① 「謹呈」の「呈」は、「贈呈」と同様です。1画目2画目は、やや下がせまくなるようにします。このとき、たて線をやや太めにすると見ばえがよくなります。

② 4画目、6画目、7画目を同じくらいの幅にします。6画目から7画目へは、つながりをもたせて書きます。

「献上」の書き方

献上

献 書き順献

① 「献上」の「献」は、1画目の中心に、2画目をまっすぐ下へはらいます。

② 3画目、4画目を平行におろします。4画目は、太めにし、最後小さくはねます。

③ 5画目より6画目をやや高い位置からはらいます。

④ 7画目、8画目は同じくらいの長さにします。

⑤ 9画目は、まっすぐ下へはらいます。

⑥ 11画目と12画目の右はらい、左はらいの高さをそろえます。

⑦ 13画目は、右上でとめます。

上 書き順上

① 「上」1画目は、太めにし、中心にまっすぐおろします。

② 2画目と3画目の幅が同じになるようにします。

「記念品」の書き方

記念品

 

記 書き順記

① 「記念品」「記」の1画目と2画目の間をあけます。

② 行書では、3画目から7画目がつながります。楷書とはちがう形になります。

③ 7画目から8画目へつながるように筆をもっていきます。このとき、8画目は、2画目より下の位置にします。

④ 8画目、たて線はななめに太くおろします。

⑤ 10画目は、中心線からまっすぐ下へおり、最後、真上へはねます。

念 書き順念

① 「念」 行書では、1画目から2画目へつながりをもたせるように筆をはこびます。

② 同じく行書になると、2画目は、はらわず、3画目へ筆をはこんでいきます。

③ 4画目は、大きくなりすぎないようにします。

④ 「心」の6画目の中に、7画目がはいります。

⑤ 8画目は、6画目のはらいの外側に。ななめうえ上がりの位置にもっていきます。

品 書き順品

「品」は、「口」の大きさが、大、中、小とかわります。中央の「口」が大サイズです。右が、中サイズ。左は、一番小さくなります。

① 1画目、2画目の下がせまくなるようにします。2画目と3画目をつないで書きます。

② 4画目も、ややななめ下へおります。5画目6画目をつないでいき、6画目が7画目へつながるようにはらいます。

③ 7画目、8画目も下がせまくなるようにし、8画目と9画目をつないで書きます。

「内祝」の書き方

内祝

内祝 書き順内祝

① 「内祝」 「内」の1画目と2画目が平行になるようにします。

② 2画目、はねすぎないようにします。このとき、太めにすると見栄えがよくなります。

③ 3画目は、中心からゆっくりはらいます。

④ 4画目は、みじかめにとめます。

内祝 書き順内祝

① 「祝」1画目と2画目の間をあけます。

② 行書では、2画目から4画目の形がかわり、4画目へつながるように筆をもっていきます。

③ 4画目から7画目までつないで書きます。このとき、5画目をななめ下におろします。

④ 7画目と8画目が、3画目より下にいかないようにあけてきます。

⑤ 8画目最後は、真上へはねます。

内祝

⑨ 氏名は、表書きよりやや小さめにします。

社名や連名にする場合の書き方は、こちらを参考に⇒「御祝」「連名」「社名」「送り主3名以上」の祝儀袋書き方(筆ペン)

 

 

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