【 保存版 】 神式 ・キリスト教式 の通夜・葬儀のマナー 失敗しないための作法まるわかり「手水の儀」「玉串奉奠」「前夜祭」など
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神式 、キリスト教式の儀式は仏式の葬儀とはちがいます。 神式 では、仏式の「通夜」にあたる儀式が「通夜祭」、
焼香と同じ意味がある儀式が「玉串法典(たまぐしほうてん)」となります。また、キリスト教式では、仏式の通夜にあたる儀式を「前夜祭」(プロテスタント)といいます。
神式、キリスト教式の葬儀式の流れと作法について詳しくご紹介していきます。
仏式の葬儀マナーについてはこちら→【完全保存版】 通夜葬儀 でのマナー 服装・焼香の仕方・不祝儀袋の渡し方など 仏式
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神式 の葬儀式マナー 使ってはいけない言葉
![マナー違反](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/03/gahag-0093065003-1.jpg)
仏式の通夜、葬儀の焼香にあたる儀式が神式では「玉串奉奠」になります。神式では、仏教用語の「ご冥福」「成仏」「供養」などの言葉は使ってはいけないことになっています。
弔問のあいさつの際には、特に気をつけなれば行けない言葉です。
お悔やみでつかう言葉つかってはいけない言葉について→【葬祭マナー】お悔やみの時のあいさつの仕方 正しい 言葉 と絶対使ってはいけない 言葉
神式 の葬儀式の流れ
![神式 葬](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/01/4f9201cc03b2cc31a27c3d91d9856be6_s.jpg)
ここからさらに詳しく神式の葬の儀式の流れをご紹介します。
通夜(仏式)にあたる「通夜祭」一例
神式の「通夜祭」(仏式の通夜)の流れは、
①手水の儀(儀式の前に手と口を清める)
※詳しいやり方はこの後紹介しています。
↓
②神職一同着席(斎主と神官が着席したのに続き副斎主、斎員が着席する。次に喪主、遺族、親族、参列者の順に着席)
↓
③斎主拝礼(斎主が遺体に拝礼したのに続き一同拝礼)
↓
④献饌(米、酒などを神に供物を捧げる)
↓
⑤祭祀奏上(斎主が故人の経歴功績を述べ永眠を祈る)
↓
⑥誄歌奏上(楽員により霊を慰める誄歌が奏でられる)
↓
⑦玉串奉奠(斎主が玉串を捧げたあとに続いて副斎主、喪主、遺族、親族、参列者の順に行う)
※詳しくこの後紹介しています
↓
⑧遷霊祭(死者の霊を移す儀式)
↓
⑨献饌 玉串奉奠(斎主に続き一同拝礼し④神饌⑦玉串奉奠を行う)
↓
⑩神職一同退出
葬儀(仏式)焼香にあたる「玉串奉奠」一例
①手水の儀
↓
②神職一同着席
↓
③開式の辞
↓
④修祓の儀(おはらい)
↓
⑤献饌 奉幣の儀(楽を奏でる中で斎員が供物を供える)
↓
⑥祝詞 誄詞奉上
↓
⑦弔事 弔電紹介
↓
⑧遺族親族玉串奉奠
↓
⑨撤饌徹幣の義(楽の中、副斎主、斎院が祭壇から供物を下げる)
↓
⑩斎主退出
↓
⑪喪主挨拶
↓
⑫一般参列者玉串奉奠
手水の儀の作法
![通夜葬儀手水の儀](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/01/3bdbb963942aa6e5ec05d33615e4545a_s.jpg)
「手水の儀」とは儀式の前に身を清めることをいいます。手を洗い、口をすすぐことが手水の儀です。
1.まず、右手にひしゃくを持ち、水をくんで左手に水をかけます。次にひしゃくを左手に持ちかえ右手に水をかけます。
2.もう一度、ひしゃくを右手に持ちかえ水をくみ、左手に水を受けて口にふくみ、軽くすすぎます。
3.用意されている懐紙で口と手をふきます。懐紙が用意されていないときは、ハンカチやティッシュを使います。
玉串奉奠の作法
![通夜葬儀 玉串奉奠仕方](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/01/484383.jpg)
仏式では、焼香にあたる儀式になります。
1.遺族と神官に一礼し、玉串を受け取ります。このとき右手で根本を上から持ち、左手の手のひらを上に向け葉先の方を受けます。
2.玉串を胸の高さに持って玉串台の前に進み、右手を手前にひき葉先を奥にし、根本を手前にします。
3.そのまま180度回し根本を奥葉先が手前になるように持ちかえ玉串台の上に置きます。
4.二杯二拍手一礼したあと(※このとき音をたてないようにします)、2~3歩下がり遺族と神官に一礼し退出します。
キリスト教式 通夜・葬儀のマナー
![通夜葬儀キリスト教](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/01/a0006_001263.jpg)
キリスト教式の場合、通夜という概念がないことから日本の通夜に代わる儀式として「前夜祭」(プロテスタント)があります。
十字を切るという作法はキリスト教信者以外にはありませんので難しく考えなくても大丈夫です。
プロテスタントの前夜祭の流れ一例
①開会のあいさつ
↓
②賛美歌合唱
↓
③聖書朗読
↓
④祈祷
↓
⑤献花
↓
⑥感話(牧師の説教また故人を偲ぶ話)
↓
⑦閉会のあいさつ
葬儀・告別式の流れ一例
①参列者入堂
↓
②棺の入堂
↓
③牧師の入堂
↓
④賛美歌合唱
↓
⑤祈祷
↓
⑥故人の略歴紹介
↓
⑦説教
↓
⑧賛美歌合唱
↓
⑨弔事 弔電紹介
↓
⑩オルガン演奏
↓
⑪喪主のあいさつ
↓
⑫献花
宗派により多少の違いがありますが、式次第を配られますのであまり心配しなくても良いでしょう。
賛美歌は、開始前に歌詞を配られる式次第に載っているので、知っている歌なら一緒に歌います。知らないときは聞いているだけでも大丈夫です。
献花の仕方
![通夜葬儀 献花仕方](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/01/carnation-2447576_960_720-1.jpg)
1.花を両手で受け取ります。左手で茎を上から持ち、右手を花の近くに下から支えるように持ちます。
2.胸の高さに花を持ち献花台へ進み棺に向かって一礼します。
3.花を右回りにまわし、左手の手のひらを上にして花を手前にくるように持ちかえ、献花台へ両手で供えます。
4.棺に一礼し、2~3歩下がって遺族と牧師に一礼して戻ります。
キリスト教信者でない人は、十字を切る必要がないのでマネをしなくても大丈夫です。
【完全保存版!】葬儀までに行う儀式と法要の意味 葬祭のマナー 葬のしきたりすべてここでわかる!
神式葬儀ではかしわ手
![弔問 言葉](http://japanmanual.xsrv.jp/wp-content/uploads/2019/07/4c577e20946add3231a906b07579c51e_s.jpg)
「かしわ手」とは、手をうつ手前で止める作法です。音が出ないようにすることがきまりで、たたくまねをすることをいいます。
玉串奉奠で、二礼二拍手一礼をするときついつい音をたててしまいそうになるかもしれませんが、作法を忘れないようにすることが大事です。
お盆のしきたりについては→【お盆のしきたり】お盆行事にするべきこと お盆供物 準備のすべてわかる
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