八十八夜(はちじゅうはちや)の お茶 の意味 お茶 の入れ方と出し方

八十八夜(はちじゅうはちや)の お茶 の意味 お茶 の入れ方と出し方

八十八夜の お茶 とは

 お茶 の歌といえば「♩夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれには見えるは茶摘みじゃないか あかねだすきに菅(すげ)の笠」 

日本の歌百選に選ばれている八十八夜の歌を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

八十八夜とは、立春から数えて88日目の日のことをいいます。この頃に摘んだお茶のことを「一番茶」といい、

特に八十八夜の日に摘んだお茶は、栄養が豊富に含まれているため「一年間健康で過ごせる」や「不老長寿の薬」といわれています。

長寿に関する内容はこちらからも⇒【 長寿祝い 】長寿祝い(賀寿の祝い)の意味とお祝いお返しの仕方 大人のマナー

また、「八」という字は末広がりで八十八夜は、縁起が良い日=吉日とされます。八十八夜の八十八を縦に書くと「米」という字になることから農業の吉日、

夏が近づく立夏の頃、田植えがはじまることからも農業に関係の深い日ということです。

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新茶の茶葉とは

お茶

紫外線をあまり浴びていない新茶の葉は、若い葉ならではの味わいがあります。若い葉は、カテキンを多く含んでいないことから渋みが少なく甘みが多いのが特徴です。

芯とその下にある2枚の葉を摘むことを「一芯二葉摘み」といい、芯とその下の3枚までの葉をつむことを「一芯三葉摘み」といいます。

4枚目以降の葉を摘むと、カテキンなどを多く含んだ栄養豊富なお茶となるので、冷水などにも適しているといわれています。

さっぱりとした味わいが春から夏むけてぴったりくるのではないでしょうか。

お茶の葉の場所によってもさまざまな味わい方があり、多くの栄養をとりいれることができるもうれしいところです。

さまざまな新茶を味わってたのしんでみるのもよいかもしれませんね。

おいしい お茶の入れ方

お茶
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 お茶 分量の目安(2杯分)

煎茶⇒茶葉の量は4gにたいして、お湯の温度は80~90℃、お湯の量は200ml

玉露⇒茶葉の量は6gにたいして、お湯の温度は60℃、お湯の量は100mlくらいが目安になります。

おいしい玉露・煎茶の入れ方

お茶

①沸騰させたお湯を急須から湯飲みに注ぎ、適温になるまで冷まします。

②急須にお茶の葉をいれます。

③湯飲みに入れて湯冷まししていたお湯を急須に注ぎ、ふたをして、かるく回し蒸らします。

④湯飲みが複数ある場合は、お茶の分量が均等になるように順番にまわしいれながら、最後の一滴まで丁寧に注ぎます。

お茶椀、茶托の選び方

お茶を出すときは、必ず茶托にのせて、蓋付きの湯飲みを使うことが正式といわれています。

蓋と湯飲みの柄も同じにし、茶托は木目調を選ぶ方がよいでしょう。お茶は、湯飲みの絵柄がある方をお客様に向けてだします。

お茶をいただくときのマナーについてはこちらを参考に⇒【テーブルマナー】お茶 にまねかれたとき お茶 の席で恥をかかない作法まるわかり!

お茶と茶菓子の出し方

お茶 お茶菓子

一緒にだす茶菓子が和菓子の場合、和菓子用の楊枝(黒文字)をつけ、

落雁や干菓子のような和菓子を出す場合は、皿の上に敷き紙(懐紙)を角が右上になるように折ってその上にお菓子をのせてだします。

(弔事・仏事でお茶菓子を出す場合は、敷き紙の折り方が逆になります)手で直接食べられる和菓子をだすときは、おしぼりをそえておくとよいでしょう。

お茶、茶菓子、おしぼりをお盆にのせて、お客様の下座側(出入り口側)から出すのが基本になります。順番は、先にお茶、次に茶菓子となります。

お茶を出す前に「失礼いたします」と声をかけ、両手でだすようにします。

左側からだすときは、左手でお茶をもち右手をそえるイメージです。両手でだしにくいときは、「片手で失礼いたします」と声かけするとよいでしょう。

お茶をお客様の右側におき、茶菓子は左側におきます。おしぼりがあるときは、一番右側に置くのがきまりになります。

和食のマナーについては⇒【 和食 テーブルマナー】和食 の食べ方 知っているだけでできる人!

手土産のいただいたとき

手土産をいただいたときは、ていねいに両手で受け取りお礼をいいます

気をつけたいことは、いただいた手土産をその場に置いたままにすることです。これは、大変失礼になります。

いただいた手土産は、自分の上座の床の間やテーブルの上に置きます。お茶の用意の時に部屋をでるときに一緒に持って行くようにします。

いただいた手土産をその場で出さないのが基本ですが、自分が用意していた茶菓子と似ている場合は、

お客様が同じようなものを持ってきたと思わせないように、いただいた手土産を出すようにします。

用意していた茶菓子とお客様の手土産が重なった場合や親しい間柄の場合のときは、いただいた手土産をその場で出してもかまいませんが、

その際は「お持たせですけど」と言ってからだすようにします。

訪問のマナーについてはこちらを参考に⇒【 ビジネス 】ビジネス で好感度を上げる↑ あいさつの仕方と訪問マナーで「できる人」を見せる