【書道&空海】「 ひまわり 」書道の書き方&能筆家 空海のおもしろいお話
- 2022.08.07
- 書道師範の小学校低学年から大人のための 書道 教室
「 ひまわり 」は、書道の宿題でも課題になる字で小学校低学年から書ける文字になります。
「 ひまわり 」の詳しい書き方と書道の字がとてもきれいだった空海(くうかい)というえらいお坊さんのおもしろい話もご紹介していきます。ぜひ、たのしんでみてください。
筆の持ち方姿勢はこちらを参考に→書道の 基本 書道の姿勢・筆の持ち方 字がうまくなる 基本 まるわかり!
「 ひまわり 」の書き方
「ひまわり」書道の書き方 小学校低学年~大人向け
「ひまわり」「ひ」の書き方
①「ひ」は、半紙のななめ下にむけておりるようにかいていきます。
②「ひ」の中にたまごのような○がはいるようにあけるのがポイントです。
③「ひ」最後はそりぎみにかき、しっかり止めるようにします。このときながくなりすぎないようにおわります。
「 ひまわり 」「ま」の書き方
①「ま」は、1画目(かくめ)より2画目(かくめ)をみじかくします。
②「ま」まっすぐに下りて、むすびをつくりゆっくり筆(ふで)をまわしていきます。
③「ま」ながくなりすぎないように、止めます。
「 ひまわり 」「わ」の書き方
①「わ」は、1画目(かくめ)まっすぐにおりてしっかり筆をとめていきます。筆(ふで)のばらつきがでないようにすることがポイントです。
②「わ」1画目(かくめ)の直線(ちょくせん)よりすこしだけ横にだしななめ下へおります。このときおりすぎないように気をつけます。
③「わ」ななめ上にむかいゆっくりはらいます。中がしっかりあくようにふくらみをもたせ、ななめうえにあがりすぎないこと、はらいが下へさがりすぎないようにするのがポイントです。
「 ひまわり 」「り」の書き方
①「り」は、1画目(かくめ)2画目(かくめ)のはじまりのいちをおなじたかさにします。
②「り」1画目(かくめ)のはねは上へ、このときながくなりすぎないことがポイントです。
③「り」1画目(かくめ)2画目(かくめ)がはなれすぎないようにします。
④「り」2画目(かくめ)は、まっすぐおり、ゆっくり中心にむかってはらいます。
「ひまわり」は、バランスをとるのがむずかしい字です。最初に半紙に折り目や下に線をひいた紙などをいれておくとかきやすくなります。ぜひ、参考にしてください。
小学校中学年用課題はこちら→【書道&語源】「 友達 」書道の書き方と「友」の語源
小学校低学年用→【 ひらがな 書道】子供から大人まで学べる「ふえ」「こい」「つち」書き方と小話【動画解説あり】
空海(くうかい)のおもしろいお話
空海(くうかい)とは、弘法大師(こうぼうたいし)とも呼ばれている日本で有名なおぼうさんです。
日本を代表する仏教(ぶっきょう)をひろめたおぼうさんで全国に弘法大師(こうぼうたいし)ゆかりのお寺がたくさんあります。
仏教をひろめたことでもゆうめいですが、とてもきれいな字をかくことでもしられています。空海の筆にはおもしろいお話があります。
空海(くうかい)は、とてもきような人で、左右の手に筆(ふで)をもち、両足の指にも筆をはさみ口にも筆をくわえて一度に5行の文字を書きいれたといわれています。それで、「五筆和尚(ごひつおしょう)」ともよばれていました。
京都の「平安神宮(へいあんじんぐう)」にある応天門(おうてんもん)の扁額(へんがく)は、空海(くうかい)が書いたことでも有名です。
しかし、「應天門」と書きおえ、かけられたあとで、「應」の字に点がたりないことに気づいた空海(くうかい)は、下から額(がく)にむけて筆をなげ、点を書き入れたそうです。
このお話から「弘法(こうぼう)にも筆のあやまり」ということわざができたといいます。そんなばかなとも思えるお話ですが、それくらい字がきれいであったということです。ぜひ、書道をたのしむきっかけにしてみてください。
小学校中学年からはこちら⇒「楽」「旅」書道の書き方と漢字のなりたち 小学中学年から大人向け
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