【ビジネス文書】お中元・お歳暮 の 送付状 の書き方 好印象を与える文書
- 2021.09.24
- ビジネス文章 ビジネスメール のできる人に思われる書き方
- マナー, ビジネス, ビジネス文書, ビジネス文書フォーマット, お中元, お歳暮, 送付状
お中元・お歳暮の 送付状 の役割
送付状 の中でもお中元・お歳暮の 送付状 は、贈り物を別送するときに「いつ」「なに」を送ったのかを記し品物より先に届くようにする場合と、
品物に添えて送る場合があります。品物に 送付状 をつける場合も先に 送付状 を送る場合も、相手への感謝の気持ちをつたえることができ、とても丁寧な印象をのこせます。
また、先に 送付状 を送ることで、受け取る相手も心構えができ、贈り物の趣旨がわかることで快く受け取ってもらえることにつながるのです。
ビジネスにおいてお中元、お歳暮の礼儀は、今後の親交にとても大切な役割といえるでしょう。
具体的にお中元・お歳暮の送付状の書き方についてご紹介していきます。
お中元を贈るときのマナーについて⇒お中元 の贈り方、送り状、お礼状の書き方 お中元 時期がすべてわかる できる大人のマナー
お歳暮を贈るときのマナーについて⇒【お歳暮マナー 】お歳暮の贈り方・のしの書き方・品物選び・金額相場まるわかり
送付状 お中元
お中元は、7月上旬~15日頃までに届くようにするのが一般的です。品物に添えず 送付状 を送りたいときは、品物が届く2~3日前に届くように用意しておきましょう。
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送付状 (お中元の品物に添えるときの文例)
拝啓 向暑のみぎり、貴社ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます。日頃はひとかたならぬご厚情賜り
厚くお礼申し上げます。
おかげさまをもちまして、弊社経営も順調に伸びて
おります。これもひとえに貴社のご愛顧の賜物とあらためて
感謝申し上げます。
つきましては、日頃のご芳情に謝意を表したく、
心ばかりのお中元の品をお届け申し上げます。
どうかご笑納ください。
時節柄くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
まずは、書中にてご挨拶まで。
敬具
送付状 (お中元の品物に添えないときの文例)
拝啓 盛夏の候、貴社ますますご隆盛のことと心より
お慶び申し上げます。日頃はひとかたならぬご厚情賜り
厚くお礼申し上げます。
おかげさまをもちまして、弊社経営も順調に伸びております。
これもひとえに貴社のご愛顧の賜物と深く
感謝申し上げます。
つきましては、本日別便にて、心ばかりのお中元の
品をお送りいたしましたので、ご笑納ください。
暑気厳しい折、皆様のご健勝のほどお祈り申し上げます。
まずは、ご挨拶かたがたご通知まで。
敬具
ビジネス 夏の挨拶状の書き方について⇒【 夏のビジネス文書 】暑中見舞い・残暑見舞い・お中元送付状の書き方
お歳暮の 送付状
お歳暮の時期は12月上旬~20日頃までに贈るのが一般的です。ただし、年末にたべてもらいたい生鮮食品などは、時期をずらして送っても失礼にはなりません。
その際は、先に送付状を送りいつ頃届くのかなど詳しく書いておくとよいでしょう。また、年内に届けられない場合は、「御年賀」として送ります。
お歳暮の金額相場など詳しくは⇒【お歳暮マナー 】お歳暮の贈り方・のしの書き方・品物選び・金額相場まるわかり
お歳暮の 送付状 (品物に添えるときの文例)
拝啓 歳末の候、貴社ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます。日頃は格別のご厚情賜り
厚くお礼申し上げます。
おかげさまをもちまして、本年もつつがなく業務を
進展させることができました。これもひとえに貴社の
ご愛顧の賜物と心より感謝申し上げます。
つきましては、日頃のご芳情に謝意を表したく、
心ばかりの品をお届け申し上げます。
ご笑納いただければ幸いに存じます。
寒さ厳しき折から、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。
まずは、書中にてご挨拶まで。
敬具
お歳暮の 送付状 (品物に添えないときの文例)
拝啓 年末多忙の折、貴社ますますご清栄のことと
お慶び申し上げます。日頃はひとかたならぬご厚情賜り
厚くお礼申し上げます。
おかげさまをで、私どもも大過な年の瀬を迎えることが
できました。これもひとえに皆様の格別のご支援の賜物と、
厚くお礼申し上げます。
つきましては、日頃のご芳情に謝意を表したく、
心ばかりの品をお届け申し上げます。
ご笑納いただければ幸いです。
皆様のますますのご発展をお祈りし、年末のご挨拶
申し上げます。
敬具
「良いお年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます」と言いかえることもできます。
冬のビジネスでの挨拶文の書き方については⇒【 冬のビジネス文書 】年賀状・服喪中年賀状返信・寒中見舞い・お歳暮送付状の書き方
お中元・お歳暮の 送付状 で気をつけること
①お中元・お歳暮の送付状には、「おかげさまをもちまして、弊社経営も順調…」のように明るい話題をいれます。
マイナスになることは書かないことが基本です。
②相手への感謝の気持ちを必ずいれます。
③送り状より先に品物がとどかないようにします。(先に品物が届くのは失礼)
④送る理由を必ず入れます。(相手が困惑しないようにするため)
⑤贈り物をへりくだりすぎる表現で送るのは、あまりよい印象をあたえません。文章にするときは、へりくだりすぎる言葉はいれないようにします。
⇒「ささやかですが」とするほうがよいでしょう。
⇒「つまらないものですが」へりくだりすぎる表現はさけます。
⑥品物を送った理由=感謝の気持ちをつたえるためとわかるように「つきましては…」「本日は…」という文面でつづけます。
⑦品物を受け取る相手が負担に感じないような文にすることが大切です。
お中元・お歳暮をいただいたときのお礼の書き方については⇒【ビジネス文書 お礼状 の書き方】 お見舞い・お中元・お歳暮・就任など お礼状のポイントがわかる
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