11月 行事 しきたり早見表 七五三ですること 11月がすべてわかる

11月 行事 しきたり早見表 七五三ですること 11月がすべてわかる

 11月行事しきたり 早見表

11月 

1日 2日 3日 4日 5日 6日
霜月(しもつき)

①亥の子(いのこ)(↓に詳しく)

②書道の日(↓に詳しく)

文化の日③紅葉狩り(もみじがり)(↓に詳しく)

④酉の市(とりのいち)(↓に詳しく)

藤森神社火焚祭り(京都)  
7日 8日 9日 10日 11日 12日

霜月神楽・湯立神楽(三重県・秋田県・愛知県・長野県)

立冬 二十四節気の立冬。

119番の日 防災意識を高めるために「119番」にあわせて11日~15日まで「秋の火災予防運動」

⑤十日夜(とおかんや)(↓に詳しく)    
13日 14日 15日 16日 17日 18日
   

⑥七五三(↓に詳しく)

     
19日 20日 21日 22日 23日 24日
  胡子大祭(えびす)(広島県) 報恩講(ほうおんこう)(京都府)28日まで

二十四節気の「小雪」いい夫婦の日

勤労感謝の日新嘗祭 その年の新米を神様に感謝し、来年の豊作を祈る

梵天祭り(ぼんてんまつり)(栃木県)
25日 26日 27日 28日 29日 30日
           

①亥の子(いのこ)とは 無業息災を願う

11月 亥の子饅頭

https://www.photo-ac.com/

「亥の子」の行事(旧暦の10月10日)とは、亥の刻の時間(午後9時~11時)に無病息災をねがいお餅を食べます。

もともとは、平安時代に中国から伝わった行事で、日本でイノシシをかたどった形の和菓子を食べるようになりました。

イノシシが多産であることから子孫繁栄を願う意味もあります。また、「亥の子つき」という行事が地方により行われます。

「亥の子つき」では、子供たちが唄、唱え言葉などを言いながら家々をまわり

「亥の小槌」「石亥の子」の道具を表した藁(わら)や丸い石で地面をたたいていきます。

訪問された家は、お菓子などを渡すの習わしがあります。

ちょっとハロウィンに似てますね。収穫祭と同じで「亥の子つき」には、田の神様に感謝し収穫を祝う意味もあります。

②書道の日 11月 2日(1102)

書道 筆
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11月 2日は、「1102」⇒「いい文字」と語呂合わせで書道の日となります。お正月の書き初め前に書道をはじめてみるのもいいですね。

書道をはじめたい人におすすめ⇒書道の 基本 書道の姿勢・筆の持ち方 字がうまくなる 基本 まるわかり!

【 ひらがな 書道】子供から大人まで学べる「ふえ」「こい」「つち」書き方と小話【動画解説あり】

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③紅葉狩り(もみじがり)

秋は、雨が1回降るごとに気温が1度下がる「一雨一度(ひとあめいちど)」と言われています。

気温が7度を下回ると樹木が紅葉しだします。モミジは、気温が下がると葉で作られる糖分が全体に回らなくなります。

この糖分が次第に赤い色素に変わるため葉が色づき(紅葉)だすということです。「紅葉狩り」は、最初貴族の遊びとして始まりました。

紅葉をたのしむため狩りをするのとおなじように野山にでかけなければいけないことから、「狩り」という言葉をつかって「紅葉狩り」と呼ばれるようになったそうです。

④酉の市(とりのいち)

11月 酉の市
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「酉の市」は、商売繁盛を願うお祭りです。江戸時代に開運を願うために神社に鶏(にわとり)を奉納したことがきっかけで「にわとり=とりこむ」

語呂合わせで結びつき開運招福、商売繁盛といった福や人をとりこむ意味をもつようになりました。

酉の市で売られている熊手には、福をかき込む縁起物として知られています。

⑤十日夜(とおかんや)

十日夜 11月
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旧暦の10月10日の夜は「十日夜(とおかんや)」です。新暦では11月10日にあたるためこの日に合わせて収穫祭を行う地域もあります。

この日の夜に田んぼの神様が山に戻ると考えられているため神様に感謝を込めて収穫祭を行います。

十日夜(とおかんや)を「大根の年取り」と呼ぶ地域もあり、この日に大根が成長するので、大根を抜いたり食べたりしてはいけないという言い伝えがあったことから、

この日に大根を食べるのを控える風習も残っているようです。十日夜では、子供達が「藁鉄砲」といって

藁(わら)を束ねて作られたものを手に持って家々の門前、玄関前の地面をたたいてまわります。

地域によっては、囃子唄(はやしうた)を唱えながら回ります。これは、作物をあらしてしまうモグラ除けのおまじないです。

子供達が訪問してくらたら、お礼にお菓子を渡していきます。

⑥七五三(しちごさん) 11月 15日

七五三
http://gahag.net/001199-shichi-go-san/

七五三は、子供が無事に育ったことを願うためとこれからの成長を願う行事です。

起源は平安時代にはじまった通過儀礼の中の男の子が髪を伸ばし始める3歳「髪置きの祝い」

男の子が袴(はかま)はく5歳の「袴着の祝い」女の子が大人と同じ帯を結び始める7歳の「帯解」の儀式からはじまったとされています。

地域によって違いはありますが、一般的には、男の子が3歳と5歳、女の子が3歳と7歳ときに晴れ着姿に千歳飴(ちとせあめ)をもって社寺に参詣(さんけい)し

記念写真を撮ったり身内でお祝い膳を囲みます。お祝いをいただいたときのお返しは不要とされていますが、

お返しを渡すときは、「内祝」とし、子供の名前を書いてお赤飯や千歳飴を贈るのが一般的です。

神社へのお礼の仕方( 11月 15日七五三)

神社へのお礼は「御初穂料」「御玉串料」とし、子供の名前を書き右上に年齢を書き添えます。

「七五三」詳しくは⇒「初節句」「 七五三」「十三参り」「成人式」のし・祝儀袋の書き方 金額相場 お祝い お返しの仕方まるわかり

 11月の行事

11月になると「冬隣(ふゆとなり)」という言葉のとおり冬がそこまで来ていると感じさせる風の冷たさや木々の紅葉といった景色にかわっていくときです。

収穫を感謝するお祭りや「七五三」の子供の成長を願う行事、福をとりこむ「酉の市」があります。

七五三で用意する神社へのお礼の書き方など11月の年中行事の参考にしてください。

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