「御見舞」「快気祝」筆・筆ペンでの書き方 (「御見舞」「災害御見舞」「全快祝」「快気祝」「御礼」)

「御見舞」「快気祝」筆・筆ペンでの書き方 (「御見舞」「災害御見舞」「全快祝」「快気祝」「御礼」)

 「御見舞」 やお返し「快気祝」の書き方 は、楷書またはあまりくずしすぎない行書にします。ここでは、「御見舞」「災害御見舞」「類焼御見舞」「全快祝」「快気祝」「御礼」の表書きを中心に見栄えがよくなる書き方をご紹介します。

お見舞いマナーについては⇒【保存版】病気 見舞い ・災害 見舞い のマナー 祝儀袋(のし袋)の書き方・渡す時期

「 御見舞 」封筒の種類

病気見舞いのときの のし袋は、左側に赤い帯の入ったお見舞い封筒を使うことが一般的です。

御見舞御見舞行書

地震や台風などの災害御見舞のときは、水引ののしはつけず、白い封筒か奉書紙につつみます。

災害御見舞類焼御見舞

 筆の書き方

お見舞いお返しは、黒色の筆または筆ペンで楷書かあまりくずしすぎない行書で書きます。

筆ペン縦筆ペン横

筆で書くとき、縦線は、太く。横線は、細めにすると強弱が出て字がきれいに見えます。

「御見舞」楷書 の書き方

「御見舞」「快気祝」筆・筆ペンの書き方 (「御見舞」「災害御見舞」「類焼御見舞」「全快祝」「快気祝」「中袋」)                       しせいことり書道&水墨画チャンネル

 

御 書き順 御

①「御見舞」「御」の行人偏は、1画目2画目ではらいの方向を変えます。

②5画目から12画目「卸」の字は、上下をあけて書きます。

見御

③「見」1画目2画目が平行になるように縦にまっすぐ書きます。このとき縦線をやや太めに書くと見栄えがよくなります。

④3画目から5画目「目」の間隔を同じくらいにします。

⑤「儿」6画目をはらい、7画目は、真上↑にはねます。

舞御

 

⑥「舞」1画目は、やや短めにはらいます。

⑦4画目から7画目の幅を同じくらいにするとバランスがよくなります。

⑧「夕」9画目10画目のはらいの向きを同じにします。

⑨「ヰ」15画目は、少し長めにします。

御見舞

⑥氏名は、表書きよりやや小さめにし、フルネームで書きます。

「御見舞」行書での書き方

御見舞 行書

御 書き順 御見舞 行書

①「御見舞」「御」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方になります。1画目2画目をつないで書きます。

②「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

見御見舞 行書

③ 「見」1画目2画目を平行にします。縦線は、太めにすると見栄えがよくなります。

④ 4画目から6画目までつながるように書きます。

⑤ 7画目は真上にはねます。

御見舞 行書

⑥ 氏名は、くずしすぎない行書で表書きよりやや小さめにし、フルネームで書きます。

「災害御見舞」「 類焼御見舞」 の書き方

類焼御見舞災害御見舞

お見舞いの中でも「災害御見舞」や「類焼御見舞」などの表書きにする場合は、いずれも、被災後落ち着いた頃に、白封筒や奉書紙に書くのが一般的です。

詳しくは→【保存版】病気 見舞い ・災害 見舞い のマナー 祝儀袋(のし袋)の書き方・渡す時期

 

災害 の書き方

災害御見舞書き方

災災害御見舞書き方

①「災」1画目から3画目まで同じくらいの幅をあけます。

②「火」4画目は止め、5画目は小さめにはらいます。

③6画目のはらいと7画目のはらいの位置が同じ高さになるようにそろえてきます。

害災害御見舞書き方

④「害」のウ冠が大きくなりすぎないようにし、4画目6画目7画目を同じ幅にします。

⑤「口」は、下がせまくなるようにします。

類焼の書き方

類焼御見舞書き方

類書き順類焼御見舞

①「類焼」類の1画目は、止め。2画目は、小さくはらいます。

②3画目をやや右上がりにし、5画目をはらい、6画目で止めます。

③同じく7画目もやや右上がりにし、8画目をはらい、9画目で止めます。

④10画目は、3画目より低い位置にし、上があくようにします。

⑤12画目13画目が平行になるようにし、14画目から16画目の幅を同じくらいにします。

⑥17画目は、はらい、18画目で止めます。

焼書き順類焼御見舞

⑦「類焼」焼の1画目を止め、2画目は、小さめにはらいます。

⑧3画目はゆっくりはらい、4画目で止めます。

⑨7画目をやや長めにし、10画目は、7画目より短めにします。

⑩11画目をはらい、12画目は真上にはねます。このとき11画目と12画目の高さをそろえてきます。

「御見舞」の書き方

御 書き順御

 

⑪「御見舞」「御」の行人偏は、1画目2画目ではらいの方向を変えます。

⑫5画目から12画目「卸」の字は、上下をあけて書きます。

見御

⑬「見」1画目2画目が平行になるように縦にまっすぐ書きます。このとき縦線をやや太めに書くと見栄えがよくなります。

⑭3画目から5画目「目」の間隔を同じくらいにします。

⑮「儿」6画目をはらい、7画目は、真上↑にはねます。

舞御

⑯「舞」1画目は、やや短めにはらいます。

⑰4画目から7画目の幅を同じくらいにするとバランスがよくなります。

⑱8画目は、やや長めにし、「夕」9画目10画目のはらいの向きを同じにします。

⑲「ヰ」15画目は、少し長めにします。

類焼御見舞災害御見舞

⑳いずれも氏名はフルネームで書きます。

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「全快祝」「快気祝」行書の書き方

全快祝快気祝

「全快祝」「快気祝」は、紅白結びきりの水引にするのが一般的です。

書体は、楷書かくずしすぎない行書にします。

「全快祝」の書き方

全書き順全

①「全快祝」全の行書は、1画目が2画目につながるように筆をもっていきます。

②3画目5画目6画目の幅が同じくらいになるようにします。

③5画目から6画目は、つながるように書くのがポイントです。

快書き順

④「快」1画目から2画目は、やや右上がりになるようにします。

⑤4画目縦線をやや太めにすると見栄えがよくなります。

⑥5画目は、やや長めにし、6画目から7画目につながるように筆をもっていきます。

⑦7画目は、止めにします。5画目6画目の終わりの位置が3画目より下にならないようにあけてきます。

祝 書き順祝

⑧「祝」1画目と2画目の間をあけます。

⑨2画目から4画目の形が行書では、変わります。5画目につながるように筆をもっていきます。

⑩6画目から8画目までつないで書きます。

⑪9画目は、真上にはねます。このとき、3画目より下にならないようにあけてくるのがポイントです。

「快気祝」の書き方

快書き順快

①「快」1画目から2画目は、やや右上がりになるようにします。

②4画目縦線をやや太めにすると見栄えがよくなります。

③5画目は、やや長めにし、6画目から7画目につながるように筆をもっていきます。

④7画目は、止めにします。5画目6画目の終わりの位置が3画目より下にならないようにあけてきます。

気 書き順気

⑤「気」の1画目と2画目はつないで書きます。

⑥3画目と4画目もつないで書きます。2画目から4画目の幅を同じくらいにし、やや右上がりにします。

⑦4画目は、「そり」を意識し、最後は、真上へやさしくはねます。

⑧5画目6画目もつないで書きます。

祝 書き順祝

⑨「祝」1画目と2画目の間をあけます。

⑩2画目から4画目の形が行書では、変わります。5画目につながるように筆をもっていきます。

⑪6画目から8画目までつないで書きます。

⑫9画目は、真上にはねます。このとき、3画目より下にならないようにあけてくるのがポイントです。

全快祝快気祝

⑬氏名はフルネームでやや小さめに書きます。

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「御礼」行書の書き方

御礼 書き順

①「御礼」「御」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方になります。1画目2画目をつないで書きます。

②「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

③「礼」は、行書になると2画目、3画目、4画目の形が変わります。5画目へつながるように筆をもっていきます。

④「乚」5画目は、3画目より下にいかないようにあけてきます。

⑤5画目最後は真上へはねます。

中包みの書き方

中包み

一般的なお見舞いの金額相場は、3000円~1万円程度、災害お見舞いのときは、5000円~3万円程度といわれているので、中包みの封筒中央に「金 ○○円」と書きます。

10万円以上の高額のときには、「金○○円也」と書きます。金額が10万円以下のときは、「円」で止めておきます。

漢数字に直す場合は、一→壱、二→弐、三→参、五→伍、十→拾、千→仟、万→萬、円→圓となります。

封筒の裏面には、郵便番号、住所、氏名を書きます。

お見舞いの中包みがないときは

中包み

中包みがはいっていないときは、中包みに変わる封筒を用意するか、奉書紙か中身がすけない程度の厚手の半紙をつかって、お金を包むようにします。

折り込みの最後の三角形になる端の部分が上にくるように包みます。弔事のときは、三角形の端が下にくるように包むのがマナーです。

 お見舞い や快気祝に添えるあいさつ

手紙
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お見舞いやお返しの快気祝、お礼を送るときには、あいさつ文を添えておくとよいでしょう。相手の体を気遣う文章にし、

お手伝いできることがあれば駆けつけるといった思いを伝えるのも良い方法ですが、でしゃばりすぎないようにし、

また、快気祝やお礼をする際も近況を報告し、お礼を伝える手紙を添えるのが礼儀になります。その際、できるだけ前向きなことを書くようにします。

詳しい書き方については→【ビジネス】お見舞い 状の書き方とお見舞い のビジネスマナー  

【お礼】お見舞い お礼文の書き方 病気お見舞い・災害お見舞いへのお礼文まるわかり

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