【テーブルマナー】お茶 にまねかれたとき お茶 の席で恥をかかない作法まるわかり!
- 2019.08.28
- 日本の文化 しきたり 方法がわかる(月別 四季 文化すべて)
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お茶 会や訪問時に お茶を出されたときお茶 のたしなみ方を知っているだけで、できる人と思われるものです。
日本の伝統ともいえるお茶の歴史は古く、奥が深いことでも知られていますが、正式なお茶の作法は案外しらないものです。
それだけに、知っているだけで得をする。いざというときに役に立つお茶の作法を詳しくご紹介していきます。
お茶に招くときのマナーについてはこちらを参考に→八十八夜(はちじゅうはちや)の お茶 の意味 お茶 の入れ方と出し方
物知りと思われる 「へえ~」と言われる お茶の興味深い話
お茶といえば、最澄や空海が中国から持ち帰ってきたという歴史があります。歴史の中でもお茶で有名なのは「千利休(せんのりきゅう)」です。
千利休が考えたといわれる茶室の入り口がなんであんなに狭いのかというと、昔の人が背が低かったからではありません。
わざと入り口を狭くしているのです。理由は、どんなに偉い人でも頭下げて入るためです。また、入り口が狭いことで武士は、刀も持ったまま入れなません。
つまり、お茶の席では、みんな平等ですよという意味がこめられているといいます。
歴史の古いお茶だからこそ、作法もあります。それゆえにお茶の作法を、知ることで「品格のある人」と思われるということになります。
和食でのテーブルマナーの詳しい内容はこちらを参考に→【テーブルマナー】 和食マナー がすぐわかる! 好感度 品格をあげる立ち居ふるまいのすべて
お茶会で持参するもの
お茶会に招かれたときの持ち物についてご紹介します。お茶会では、靴下もしくは足袋(白)、懐紙、扇子を持って行きます。
茶室に汚れを持ち込んではいけないのがしきたりなので、替えの靴下や足袋を持参しておくことがマナーになります。
懐紙は、お菓子を取るときに必要になります。扇子は、茶事のあいさつのときや他の人との結界を意味するといいます。
懐紙についての詳しい内容はこちらを参考に→【 和食 テーブルマナー】和食 の食べ方 知っているだけでできる人!
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お茶の席での作法 和室でのマナー
和室に入るときのマナーから進めていきます。
①和室に入るときのふすまの開け閉めは、低い姿勢で(ひざをつく)完全に背を向けないようにします。
②ふすまを開けるときは、右手を太ももに置き左手でふすまの引き手に手をかけて少しだけ開けます。
③床から20センチ程度高さのところに手をかけて半分だけふすまを開けます。
④右手にもちかえ自分の体が無理なく入るところまで開けて、会釈をし、両手で体を支えるようにしながらひざで部屋の中へ進みます。
⑤閉めるときは、手幅まで閉め、左手を太ももに置いてから右手で引き手に手をかけてふすまを閉めます。
和室で踏んでは行けない箇所
和室で必ず気をつけなければいけないマナーが畳のへりや敷居を踏まないことです。並べられている座布団を踏んだりまたいだりするのもマナー違反になります。
お茶 の席 座布団の座り方
座布団に座るときは、いったん座布団の横か後ろに座り、両手を座布団の上についてからひざからにじりあがるようにして真ん中へ座るようにします。
ビジネスでの訪問マナー和室で気をつけることについての詳しい内容はこちらも参考に→【ビジネス】ビジネスで好感度を上げる↑ あいさつの仕方と訪問マナーで「できる人」を見せる
お辞儀の仕方
①座礼は、背筋を伸ばし手を床に軽くつけ、親指を曲げ親指以外の指の先をつけます。
②深くお辞儀をします。このとき、かかとからお尻を浮かせないように気をつけましょう。
茶菓子の取り方
最初に茶菓子が出されます。茶菓子が入った鉢が回ってきたら、自分の前に懐紙を置きひとつ取って懐紙の上にのせます。次の人に回します。
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茶菓子のいただき方
生菓子の場合は、胸の高さまで懐紙を持ち、黒文字(ようじ)で小さく切ってからいただきます。干菓子の場合も、胸の高さまで懐紙を持ち、懐紙の上で割ってから口にはこぶようにします。
お茶 のいただき方
お茶には、練ったお茶から作る濃茶と抹茶を少なめにして泡を立てた薄茶があります。濃茶は、全員でまわしのみをしていただくのに対し、薄茶は、ひとりづつに振るまわれます。
正式には、濃茶が主体といわれていますが、口にすることが多くなっているのは薄茶です。ここでは、両方のいただき方をご紹介していきます。
薄茶のいただき方
①茶碗を右手に取り、左手にのせ、右手で2回時計回りに回します。
②茶碗の側面に右手を添え、ゆっくり3回ほどにわけていただきます。最後は音を立てて吸ってもよいとされています。
③右手親指と人差し指で口をつけた箇所を挟んで軽く拭き、拭いた指を懐紙で拭きます。
④正面が自分側を向くように茶碗を逆に回して右手で静かに置きます。
濃茶のいただき方
①主客から順に一腕回し飲みするお茶です。茶碗が回ってきたら「いただきます」と言って一礼をします。
②右手で茶碗を取り、左手にのせ、右手で時計回りに2回茶碗を回します。
③ひとくち飲んでから懐紙または茶布巾で飲み口をふきます。
④次の人へ茶碗を手渡します。濃茶にはその場の人たちと絆を深めると言う意味があります。
前の人のまねをするのも良い方法です。そのため列の一番最初か最後はさけて座るとよいでしょう。
普段の訪問時に役立つお茶の正しいいただき方
お茶会に限らず、お茶をふるまわれることはよくあります。お茶のいただき方の正しいマナーをご紹介します。
①ふた付きのお茶は、手前から向こう側に持ち上げるようにし、茶碗の縁に沿うようにして回しながらしずくを落とします。
②ふたを裏返し茶碗の右側に置きます。
③右手の親指が手前になるように茶碗を持ち、左手を茶碗の底に添えていただきます。このとき、背筋を伸ばし、口からお茶碗に近づいていかないように気をつけます。
お茶菓子のいただき方
お茶菓子が添えてあるときは、手前から小さく一口大に切っていただくようにします。食べ残しは失礼になるので、茶菓子を残さないようにします。
苦手なお茶菓子がでたときは、無理して食べずそのまま手をつけないで置いておきます。「食事をすませてきたばかりなので」とひと言入れるのが大人のマナーです。
ちょっとしたお礼ののしの書き方についてはこちらを参考→お世話になった人へちょっとした お礼 あいさつのとき のし の書き方
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