【 迎え方 】 訪問のお客さまの 迎え方 と おもてなしのマナー
いざとなるとお客様の 迎え方 に戸惑うものです。あらかじめおもてなしのマナーを知っているだけで余裕をもって迎えることができます。
学校の家庭訪問や目上の人などいざというときにすぐに対応できる 迎え方 とおもてなしの仕方を詳しくご紹介していきます。
訪問の仕方について⇒【 ビジネス 】ビジネス で好感度を上げる↑ あいさつの仕方と訪問マナーで「できる人」を見せる
迎え方 準備
家の中を特にきれいにする場所が玄関、客間、トイレ、洗面所です。お茶やお菓子の準備もしておきます。
玄関まわりの準備
玄関の外と中にゴミやほこりが落ちていないように掃除し、玄関にある靴を整理します。来客人数のスリッパもあらかじめ用意して置いておきます。
雨が予想される場合は、あらかじめ傘置き場を整えておくとよいでしょう。
客間の準備
室内にほこりやゴミがおちていないように掃除し、ゴミ箱がおいている場合は、中身を空にしておきます。
トイレ・洗面所の準備
トイレ洗面所をきれいに掃除し、トイレットペーパーの補充や芳香剤に気をつかっておきます。
お茶・お菓子の準備
お茶やお菓子は、お客様が来たときにすぐにだせるように食器類などをあらかじめ台所に用意します。お客様の好みを知っている場合は、好みのお茶を用意しておくのもよいでしょう。
わからない場合は、日本茶、紅茶、コーヒーの準備があれば万全です。
お茶の入れ方お菓子の出し方について⇒八十八夜(はちじゅうはちや)の お茶 の意味 お茶 の入れ方と出し方
お客様の迎え方
お客様を迎えるとき玄関先や客間への案内のマナーがあります。
玄関先での 迎え方
チャイムがなったら待たせることのないようにすぐに出て、明るくあいさつをします。冬の場合は、お客様が靴を脱ぐ前にコートを「おあずかりします」と声をかけてからコートをあずかりスリッパをすすめます。
コートはハンガーにかけておきます。雨の日の場合は、出迎えたときに傘をあずかり、タオルを用意して渡すようにし「雨の中大変でしたでしょう。ありがとうございます。」など相手を気づかう言葉をかけるようにします。
お客様の靴を直すタイミング 迎え方
お客様の靴は、お客様の目の前で直さないようにし、お茶の用意など席を外したときにそろえ直しておきます。女性の靴は履きやすい位置に置いておき、靴べらも用意しておきます。
客間へのおもてなし 迎え方
客間へお客様より先にたち、お尻をしっかり向けないように振り返りながら部屋に案内します。洋室の場合は、ドアを押さえ「こちらへどうぞ」と声をかけるようにしお客様を先に通します。
和室の場合は、低い姿勢でふすまを開けて中に先に入ってもらいます。基本は入り口からもっとも遠い上座へ案内しますが、暑い日や寒い日などは、エアコンが効く場所をすすめます。
また、寒い日などはひざ掛けを用意するのもよいでしょう。
手土産をいただいたときのマナー
手土産をいただいたときは、「お気遣いいただきありがとうございます。」とお辞儀をし、両手で手土産をもち、上座におきます。
お客様のお茶のおかわりを入れるときなどのタイミングで手土産を下げるようにします。
お客様が帰るまで手土産を置きっぱなしするのは失礼になります。
「先に冷蔵庫にいれてください」と言われたときは、上座に置かずすぐに冷蔵庫にいれるようにします。
お茶、お菓子の出し方
お茶とお菓子は、必ずお盆にのせてはこびます。このときおしぼりも用意しておくと丁寧です。
お茶出しは、お客様の下座から「失礼します」と声をかけてだすのが基本ですが、エアコンの位置やお客様の人数により臨機応変に判断するほうがよいでしょう。
前からだすときは「前から失礼します」両手でだせないときは、「片手でしつれいします」と声をかけます。
お茶菓子におすすめ
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和室と洋室のお茶の出し方
和室の場合は、運んできたお盆を畳に置き、正座のまま両手でだします。
洋室の場合は、テーブルの端のほうにお盆を置き、両手でだします。このとき、テーブルの高さにあわせて低いようならひざをついてだします。
いただいたお菓子をだしてよいのか
いただいたお菓子は、ださないのが一般的ですが、自分が用意したお菓子と似ている場合は、相手に同じようなお菓子をもってきてしまったと思わせないようにするためにいただいたお菓子をだします。
お茶、お菓子をだす順番と位置
おしぼりがあるときは、おしぼりを最初にだします。お客様の1番右側におしぼり、次いでお茶、お菓子が1番左側になるように置きます。
このとき、開けすぎずお茶とお菓子のはばが5cm程度になるようにおきます。お茶だけのときは、右側におきます。
お茶のおかわりはどれくらいか
お茶のおかわりを頻繁にだすのは、帰りをいそがせているように思われてしまいかねないので、1,2回すすめるようにします。
食事時間とかさなったとき
食事時間とかさなるときは、目上の人や気を使わなければいけないお客様なら「お食事はいかがですか」と聞き、食事を用意していないときは店屋物でもてなしてもよいでしょう。
そこまで気をつかわなくてもよいお客様なら特に食事をすすめなくても大丈夫です。
お見送りの仕方
お客様に「そろそろ」と言い出されたら一度は引き止めるほうがよいとされていますが、そのときどきで臨機応変に対応するほうがよいでしょう。
「出迎えは3歩前、見送るときは7歩前」という言葉があります。実際の歩数ではなくそれくらい間をとりましょうという意味です。
冬場、コートがある場合は、お客様が靴をはき終わったあとでお渡しします。そのあと、訪問、手土産の感謝と帰りの道中を気づかう言葉を伝えます。
一般的には、相手に気を使わせないために玄関先でお見送りしますが、そのときの雰囲気で門の外や駐車場などまでいきお見送りするのもよいでしょう。
やってはいけないことは、お客様がまだ近くにいるのに玄関の鍵を先にかけてしまったり、大声で話したりする行為です。
相手が見えなくなるまでお見送りするようにします。お客様を迎えるときの参考にしてみてください。
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