【 ひらがな 書道】子供から大人まで学べる「ふえ」「こい」「つち」書き方と小話【動画解説あり】

【 ひらがな 書道】子供から大人まで学べる「ふえ」「こい」「つち」書き方と小話【動画解説あり】

 ひらがな 漢字などふだんの字をきれいに書く近道は筆で書いてみることです。

筆をつかって基本の字を書くことで鉛筆、筆ペン、ボールペンなどの字が自然ときれいになります。

 画数が少なくてバランスが取りにくい、きれいに見えにくい字の ひらがな 「ふえ」「こい」「つち」をつかってだれでも上手に書道がかけるコツ書道のはじまりのおもしろい歴史話を紹介しています。

書道を始める前の準備についてはこちらを参考に→書道 をはじめる前の準備がわかる! 書道 を学ぶ 筆 道具の使い方 基本のすべて 

筆の持ち方姿勢についてはこちらを参考に→書道の 基本 書道の姿勢・筆の持ち方 字がうまくなる 基本 まるわかり!

  ひらがな「ふえ」の書き方

「書道「ふえ」の書き方 小学生から大人まで学べるひらがな(詩梨書道)」

 

形を取りにくいのによく使うひらがなのひとつが「ふえ」です。小学生低学年で習う書道の文字ですが、大人でも書きにくい字になります。

「ふえ」の書き方のコツ

ひらがな ふえ

 

①「ふ」の点線でそろえるようにします。

②「ふ」2画目丸くなりすぎないようにゆっくりはらいます。

③「ふ」3画目から4画目をななめうえ上がりになる位置にもってくるのがポイントです。

④「え」中心線の位置にあわせて書きます。

⑤「え」左下の止める位置は同じ高さにすることでバランスがとれます。

⑥「え」最後は、3秒とめゆっくり筆をもどすようにしてあげてきます。

 ひらがな「こい」の書き方

「小学生低学年から大人まで学べるひらがな「こい」の書き方(詩梨書道)」

 

「こい」は一見簡単な字のようですが、画数が少ない分ばらつきが目立ちやすい字になります。ここからポイントをくわしく説明していきます。

「こい」の書き方コツ

「こい」ひらがな

①「こ」平行になるように点線にあわせてはみださないようにします。

②「こ」1画目のはらいからつながるように(空中でつなぐ)2画目にもっていくとバランスよく書けます。

③「こ」最後は、太めにして3秒ほどおき,ゆっくりもどすように筆をあげるときれいにしあがります。

④「こ」「い」とも中心をひろくあけることが大切です。

⑤「い」は、上部の高さをそろえるようにします。

⑥「い」1画目を強めに入り、やさしくはねます。

⑦「い」1画目のはねからつなぐように筆を2画目へはこびかるくはいるようにします。

⑧「い」下部はななめうえ上がりの高さ点線のようになるように筆をはこびます。

⑨「い」最後は太くなるように筆を3秒ほどとめて、かえすようにしてゆっくり筆をあげます。

 ひらがな「つち」の書き方

「「つち」を筆で書こう!書道の基本 小学生低学年から学べる(詩梨書道)」

「つち」は、まがりがポイントになる字です。まがり、バランスをうまくとることで、きれいな字を書く人という印象が残りやすい字かもしれません。くわしく説明していきます。

「つち」の書き方コツ

「つち」ひらがな

①「つ」筆をゆっくりはこびながら書くことがポイントです。

②「つ」まがりの部分で筆の向きに注意しながらとがりすぎないように中心をあけます。

③「つ」最後はゆっくり中心線をこえないようにはらいます。

④「ち」中心線からはなれすぎないのがポイントです。

⑤「ち」1画目中心線をもとに均等の長さになるようにします。

⑥「ち」うえにあがりすぎないようにして、まがりにはいります。

⑦「ち」中心線で止まるようにゆっくりはらいます。このとき中心線をこえないことが大事です。

ちょっとおもしろい書道の歴史のお話

聖徳太子
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日本に現存している文字の中で一番古いものは、聖徳太子(しょうとくたいし)が書いた「法華義疏(ほっけぎしょ)」(国宝)といわれています。「法華義疏(ほっけぎしょ)」とはなんぞや?とおもいますよね。

簡単に言うと日本仏教の元を書いた書物のようです。聖徳太子が書(文字)を初めて書いたのかと思ってしまいそうですが、

聖徳太子の時代の書があったことがわかっているだけです。つまり、それ以前の書の歴史書物がないということです。

聖徳太子(しょうとくたいし)のまめ話

王羲之
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Wang_Hsichih.jpg#/media/File:Wang_Hsichih.jpg パブリックドメイン

聖徳太子(しょうとくたし)は、中国の東晋(とうしん)の王羲之(おうぎし)の書を学び、毎日数千字の字を練習したといわれています。

現存する聖徳太子の「法華義疏(ほっけぎしょ)」(国宝)をはじめ美しい書を書く人物としても歴史的に有名なのが聖徳太子です。

漢字は中国のまねからできた

書道
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そもそも漢字は中国から日本に伝わったもので、日本人が中国の書をまねするようになったのがはじまりといわれています。

中でも中国の東晋(とうしん)の王羲之(おうぎし)の書風が日本で手本とされるようになりました。

王羲之(おうぎし)の書風は、聖徳太子(しょうとくたいし)、小野道風(おののみちかぜ)空海(くうかい)、

本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)など現在でも歴史上にのこる有名な書の達人へと引き継がれ、日本独自の和様の書風へとかわっていきます。

平安時代のはじめになると日本ならではの漢字へかわりつつありましたが、まだ、ひらがなはありませんでした。

10世紀から12世紀平安時代から鎌倉時代中頃になりようやく「ひらがな」という日本独自の書が完成しました。

子供のお祝い祝儀袋の書き方についてはこちらを参考に→「お七夜」 「お宮参り」「お食い初め」のし のし袋(祝儀袋)の書き方 お返しの仕方 金額相場など子供のお祝いでのマナー2 できる大人マニュアル

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