お正月 にゆかりのある神様 年神様とフトダマノミコト 神社
- 2022.11.30
- 日本の文化 しきたり 方法がわかる(月別 四季 文化すべて)
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お正月 にゆかりのある神様といえば、年神様(トシガミサマ)を思いつくのではないでしょうか。年神様だけではなく、お正月にかかせないしめ縄にゆかりのある布刀玉命(フトダマノミコト)もいます。
お正月にやってくる年神様としめ縄にゆかりのあるフトダマノミコトの神様ついて詳しくご紹介します。
お正月の準備にはこちらを参考に⇒【お正月】 お正月 を迎える準備 お正月のしきたり意味がすべてわかる!
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お正月 の神様 年神様(トシガミサマ)とは
年神様(トシガミサマ)は、大年神(オオトシノカミ)、年徳神、お正月様、恵方神と地方によってさまざまな呼び方をされる神様です。
スサノオ尊がオオヤマヅミ神の娘のカミオオイチヒメノミコトと結婚し、生まれた神様がウカノミタマ神とオオトシ神(年神様)で豊作の神様になります。
お正月 の神様
新年を迎え、年神様がやってくると新しい生命力を得ることができると言われています。年神様をお迎えするため門松を立てたりお供えの鏡餅を置きます。
年神様は、家を守ってくれる祖霊と同じように考えられているところもあり、ご先祖様が帰ってくるように年神様がやってくると考えられているようです。
そのため年神棚を作り、大きい鏡餅を置き、小さい鏡餅を各部屋においてすべての部屋に年神様が来てくれるようにします。豊作である=家の平安、繁栄とつながっていきます。
お年玉は年神様のお下がり
昔は、年神様のお供え(鏡餅など)を「年玉」と呼ぶところからそれを家族などに分け与えたもの(年神様のお下がり)を「お年玉」と言いました。
今では、子供やお孫さんのお小遣いのイメージが強いですね。
大年神(年神様)に会える神社
大年神、年神様は、五穀豊穣、家内安全、除災招福などのご利益があります。大きな神社から田んぼの畦にある祠(ほこら)たくさんの場所で祀られている神様です。
大年神、年神様に会える神社には、下谷神社(東京都)、阿多由太神社(岐阜県)、飛騨一之宮水無神社(岐阜県)、香良洲神社(三重県)、大和神社(奈良県)などがあります。
お正月 ゆかりのある布刀玉命(フトダマノミコト)とは
フトダマノミコトは、布刀玉命、太玉命、天太玉命の名がある神様です。フトダマノミコトは、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が石屋からでてくるように八尺勾玉(やさかにのまがたま)、八咫鏡(やたのかがみ)などを手にもって祈りをあげました。
天照大御神が石屋から顔をのぞかせ外に出てきたときにしめ縄を張って二度と中にはいらないようにした神様です。
フトダマノミコトは、祭儀を作り出す祭官でもあります。天照大御神(アマテラスオオミカミ)のために太玉串(フトタマグシ)という祭具(玉串)を作ったといわれています。
フトダマノミコトに会える神社
フトダマノミコト(布刀玉命)には、開運、厄除け、事業繁栄、学業成就、技術向上などのご利益がある神様です。
フトダマノミコト(布刀玉命)に会える神社には安房神社(千葉県)天太玉命神社(奈良県橿原市)大麻比古神社(徳島県)などがあります。
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