子供のお祝い（誕生～成人まで）祝儀袋 のしの書き方（動画つき）

子供の「御祝」「御礼」をするときの祝儀袋の書き方

子供の成長に合わせたお祝いには、「お宮参り」「お食い初め」「初節句」「七五三」「十三参り」「成人式」などがあります。

子供のお祝いをするときの祝儀袋やのしに書く表書きには、「御初着」「御祝」が一般的です。

お宮参りをしてもらった神社へのお礼の表書きは、「御玉串料」「御初穂料」とします。

また、お祝いのお返しをするときは、「内祝」「御礼」と書きます。

子供のお祝いのときの祝儀袋

水引にも種類があり、「蝶結び」は、何度あっても良いお祝いごとのときにつかいます。

子供のお祝いのときには、蝶結びの水引と覚えておくと良いでしょう。

子供のお祝い筆ペンでの祝儀袋の書き方　　しせいことり書道＆水墨画チャンネル　（紫晴詩梨）

誕生をお祝いするとき「御初着」「御祝」の書き方

書体は、楷書か行書ですが、行書で書く場合は、楷書に近い行書にします。

市販の祝儀袋の中には、あらかじめ楷書で書かれた表書きが用意されているものもありますので、ここでは、楷書に近い行書で見栄えのよくなる書き方についてご紹介していきます。

筆ペンの使い方

まず、縦の線は太めに横の線は細めに書くと強弱がつき、字がきれいに見えます。筆ペンで書く場合、太くしたい線のときには、ゆっくり書くようにするとうまくいきます。

「御祝」の書き方

①「御礼」「御」の1画目と2画目の方向が少し変わります。1画目から3画目までつないで書くようにします。

②「卸」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方です。「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

③「祝」は、行書になると2画目、3画目の形が変わります。4画目「兄」につながるように筆をもっていきます。

④5画目から7画目までつないで書きます。

⑤8画目は、真上にはねます。筆で太い線、細い線の強弱をつけると見栄えがよくなります。

⑨氏名は表書きよりやや小さめに書きます。

「御初着」の書き方

①「御初着」の「御」は、１画目から３画目までつないで書きます。

②「卸」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方になります。「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

③「初」は、１画目と２画目の間を少しあけるようにします。

④ ネ編は、行書で少し形が変わります。５画目へつながるイメージで筆をもっていくのがポイントです。

⑤「刀」は、ネ編よりやや小さめ、上下があくようにします。ななめ線を太めにするとうまくまとまります。

⑥「着」は、１画目より２画目が右上がりになるようにします。

⑦４画目から７画目までつないで書きます。行書では、４画目から５画目の書き方が
かわるので、注意ししてください。

⑧３画目５画目６画目の幅を同じにします。せまくするほうがまとまりがでます。

⑨「目」の８画目９画目は平行にします。

⑩縦線は、太めに、横線を細めに筆をもっていきます。

⑪氏名は、表書きより小さめにします。

神社へのお礼の表書き「御玉串料」「御初穂料」の書き方

次に、お宮参りをしてもらった神社へのお礼の書き方です。

「御玉串料」の書き方

①「御玉串料」「御」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方になります。「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

②「玉」は、３画目４画目をつないで書きます。同じ幅をあけて書くようにします。

③「串」の口は、下がせまくなるように書きます。縦線は太く、横線は細く書くとまとまりがでます。

④「串」７画目は、中心でまっすぐ下へおります。

⑤「料」の５画目６画目は、行書で少し形が変わります。７画目へつながりをもたせて書くように筆をもっていきます。

⑥10画目は、やや長めにします。

⑦氏名は、子供の名前で書きます。御祈祷の際、神職が読みやすいように「ふりがな」をいれて書いておきます。

⑧氏名は、表書きよりやや小さめにします。

「御初穂料」の書き方

①「御初穂料」「御」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方になります。「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

②「初」の「ネへん」は、行書で形がかわります。６画目へつながるように筆をもっていくことがポイントになります。

③「初」６画目は、ななめに太く書くと見栄えがよくなります。

④７画目の「はらい」は、長すぎないように中心線に向かってゆっくり筆を持っていくようにします。

⑤「穂」の「のぎへん」は、行書で形がかわります。６画目へつながるように筆をもっていきます。

⑥「穂」の「恵」の字にあたる７画目、８画目は、下をすぼめるように書きます。

　　縦線は、太めに横線は、細めに書きます。

⑦「心」の点は、13画目の中に14画目の点をいれ、外に15画目の点を書きます。

　　点の位置を間違えないようにするのがポイントです。

⑧「料」の５画目６画目は、行書で少し形が変わります。７画目へつながりをもたせて書くように筆をもっていきます。

⑨「料」の10画目は、やや長めにします。

⑩氏名は、子供の名前で書きます。御祈祷の際、神職が読みやすいように「ふりがな」をいれて書いておきます。

⑪氏名は、表書きよりやや小さめにします。

御祝のお返し「内祝」「御礼」の書き方

子供のお祝いのお返しには「内祝」や「御礼」の表書きが一般的です。

「内祝」の書き方

①「内祝」１画目２画目は、平行におり、２画目長すぎないように「はね」ます。

このとき、縦線は、太く、横線を細くすると見栄えがよくなります。

②３画目は、中心からゆっくりはらうようにし、４画目で２画目にあたらないように止めます。

④「祝」は、行書になると2画目、3画目の形が変わります。4画目「兄」につながるように筆をもっていきます。

⑤5画目から7画目までつないで書きます。

⑥8画目は、真上にはねます。筆で太い線、細い線の強弱をつけると見栄えがよくなります。

⑦出産祝いのお返しのときは、赤ちゃんの名前だけを書き「ふりがな」をいれます。

子供の名前をお披露目する意味が込められます。

⑧そのほかの入園入学、成人式などのお祝いのお返しには、子供の名前をフルネームで書きます。

お祝いの対象が子供になるので、主役である子供の名前でお返しします。

表書きよりやや小さめに書くとよいでしょう。

「御礼」の書き方

①「御礼」「御」は、行書で少し形を変えて書く場合の書き方になります。１画目２画目をつないで書きます。

②「卸」の上下をあけるように書くのがポイントです。

③「礼」は、行書になると2画目、3画目の形が変わります。５画目へつながるように筆をもっていきます。

④「乚」５画目は、３画目より下にいかないようにあけてきます。

⑤５画目最後は真上へはねます。

⑥氏名は、表書きよりやや小さめにします。

子供のお祝い祝儀袋の書き方まとめ

子供のお祝いは、帯祝いから成人式まで何度もあり、お祝いの金額相場やお返しの仕方もさまざまです。

詳しくは、こちらをご参考にしてください。

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