【ビジネス】 ほめる ことでメリットだらけのビジネス環境をつくる! ほめる &やまと言葉活用術 

【ビジネス】 ほめる ことでメリットだらけのビジネス環境をつくる! ほめる &やまと言葉活用術 

ビジネスでの「 ほめる 」は信頼関係が深まり、職場の雰囲気が明るくなる、仕事の功績があがるなどメリットだらけの効果をうみます。

ところが、 ほめる と一言でいってもただほめればよいというわけではなく、ほめ方をまちがえてしまうと自分はほめたつもりでも相手はあんまりうれしくないと感じてしまうときがあるといいます。

そこで、相手の心をとらえるほめ方、大和言葉を使ってほめるとより効果的なる方法について詳しくご紹介していきます。

ビジネスでのビジネス用語の選び方の詳しい内容はこちらを参考に→【保存版】ビジネスの状況に合わせたビジネス用語がすぐわかる! 「できる人」に思われること間違えなし!

ほめる ことで得られるメリットだらけの効果

ビジネス成功 ほめる
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すぐに叱りつける上司やいつも機嫌が悪そうな上司がいる職場環境では、息苦しく感じてしまい、職場の雰囲気はどんどん悪くなっていくものです。

せっかく仕事を頑張ろうとしていても毎日会社に行くのもゆううつになり、そのうちやる気もうすれていきます。

ほめてくれる上司が近くにいるだけで仕事への意欲や安心感を得ることができ、ビジネスでの成功につながるものです。

また、ほめられるとうれしいや感動するといった気持ちのほかに、自信がついてモチベーションがあがる、

ビジネスの成長や成功がでる、ほめられた人もほめた人も好意的な感情がうまれ職場の雰囲気がよくなる、信頼関係が深くなるなどの効果がでてくるといいます。

ビジネスでの言葉づかいで成功させる秘策については→【ビジネス言葉】 言葉づかい が正しいとビジネスは成功する!(上司へのあいさつ・報告・提案など)

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上手なほめ方 だめなほめ方 

ほめる 成功
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人は、よほど印象に残ったほめ方をされないと、記憶にとどめないものです。

自分は、ほめたつもりでも言葉の選び方をまちがえているとほめられた人は、ほめられたとは感じず、いやな気分になることもあります。

相手の印象に残るほめ言葉の選び方や上手なほめ方、絶対してはいけないほめ方についてご紹介します。

①人と比べてほめないようにする

○○さんと違って△△さんは、良い仕事をするね」こう言われたらあなたは、素直に喜べるでしょうか。

言われた方は返事に困るだけではなく、悪口にも聞こえてくるかもしれません。どっちにしろあまり良い気はしないでしょう。

それどころか、こういうことをいう人なのかという悪い印象を与えかねず、不信感を残すことに。

誰かと比べるのではなく、「いつも良い仕事をしてくれてありがとう」と素直に言葉にしてほめてくれる方が人はうれしいと感じるものです。

お礼状の書き方についてはこちらを参考に→【ビジネス文書】お礼状(仕事上の お礼状 )の書き方 取引先紹介・商品受注・訪問・資料送付のお礼編

②上から目線でほめないようにする

上司であったとしても、上から目線で「よくやった」とほめてしまっては、ほめられた人はえらそうにという印象をもち、長く記憶にもとどめないといいます。

社会的な地位など上下関係より、ほめるときは、人と人とのつながりを大事におもい、「ありがとう」の気持ちや敬意をもったほめ方をする必要があります。

「今回もありがとう。○○さんのおかげでいつも助かっているよ」と上司から言われて悪い気をする人はいないでしょう。

仕事への姿勢や努力をいつも見てくれているという安心感が仕事への成果にもつながっていきます

③ほめるところを間違えないようにする

たとえば、得意先の部長に自慢の孫娘の写真を見せてもらったとします。

そのときに「きれいにとれていますね。一眼レフの良いカメラをおもちなのですか。うれやましいな」とほめたのでは、相手は気分がわるくなるかもしれません。

「かわいいお嬢様ですね。お名前はなんというのですか…」とカメラ同様ピントを合わせてほめることが大切です。

④感謝の気持ちをこめる

感謝のきもちをこめたほめられ方をすると、人はうれしいと感じやすく心に残ります。「ありがとう」「助かった」「おかげさま」などの言葉を合わせると感謝の気持ちが伝わりやすくなります。

ビジネスでの携帯電話の話し方についてはこちらを参考に→【ビジネス】ビジネスで好感度を上げる携帯電話の使い方の秘策と話し方

大和言葉をうまく組みあわせてほめる

大和言葉メリット
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大和言葉は、相手にやさしい印象、やわらかい印象を与えてくれる効果や大人としての言葉遣いができる人といった印象を与えてくれます

たとえば、「折り入って(おりいって)お願いしたいことがございます」「ありがたいお言葉を賜り(たまわり)まして、誠に恐縮でございます」のような言葉が大和言葉です。

大和言葉は、ビジネスではかかせない言葉が多く、丁寧さと心配りを表現する言葉ともいえます。

大和言葉をを用いてほめることでほめられた人は素直に耳に入りやすく記憶にとどめやすくなるのです。

ビジネスで使う大和言葉活用あいさつについてはこちらを参考に→【ビジネス あいさつ 】仕事での会話術 大和言葉にするだけでビジネスは成功する! あいさつ編

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大和言葉でほめる

大和言葉 ほめる
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草分け(くさわけ)…草の深い土地を開拓したところから新しい分野を切り開く人、創始者をさすようになり、前にでていく先駆けという表現で使われるようになった言葉です。

例:社長は、日本の工業用モーター開発の分野で草分け的な存在です。

冴え渡る(さえわたる)…手際のよさ、頭の働きすべてが見事であることを表現するときに使う言葉です。

例:あの会議の重い空気の中でも君の考えは誰よりも冴え渡っていたように思う。

肝がすわる(きもがすわる)…落ち着き冷静に判断しているときの様子や度胸があることを表現するときに使う言葉です。

例:君は、今は緊張で落ち着かない様子に見えるが、本番ではいつも肝がすわっていて堂々とプレゼンができている。

お手の物(おてのもの)…手慣れている様子、得意であることを表現するときに使う言葉です。

例:外国人のお客様の観光案内は、○○君にとってお手の物だろうから任せて安心だ。

目端が利く(めはしがきく)…広く状況判断ができる、的確は判断能力がある、機転が利くという意味を持つ言葉になります。

例:今回の案件は、目端の利く○○さんに任せて本当に助かった。

まだまだ使える大和言葉のほめ言葉

感謝の気持ちをこめる言葉を大和言葉で表現することができます。

「おかげさま」…「お陰」とは神仏や人の助け、恵みの力添えをあらわします。謙虚な気持ちで感謝を伝える表現です。

「ありがたい」…「ありがとう」を大和言葉で表現すると「ありがたい」が近いかもしれません。

「ありがたい」は、拝むほど感謝する「有ることが難しい=有り難い(ありがたい)」と表されるように滅多にないことだからこそ感謝するといった意味合いになります。

「気働き(きはたらき)」…「気働き」とは、機転が利き臨機応変に落ち着きのあるふるまいをしていることや、その場の空気などを感じ取り必要な行動をとれる人に使う言葉です。

「痛み入る(いたみいる)」…恐縮です」「恐れ入ります」の表現よりもっと奥ゆかしく丁寧な表現になる言葉が「痛み入ります」です。

感謝の気持ちをあらわすとき「ありがとうございます」も良いのですが、もっと相手の心に残るように感謝の気持ちを伝えたいときには「痛み入ります」と表現すると魅力的にうつります。

「心配り(こころくばり)」…「心配り=心を配る」という意味になります。「心配(しんぱい)」と書くように

人に細やかな心遣い(こころづかい)、気をかけること、配慮ができることを意味する言葉です。

ほめ上手になるには

ほめる
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人をほめることは簡単なようで、実は難しいものです。少しはずかしく感じたり、ほめたつもりでいても相手はそう感じていなかったりするときもあります。

相手をほめるときは、照れないこと、相手の目をみてはなすこと、相手のことを大事に思うことがほめ上手になることにつながるといいます。ぜひ参考にしてみてください。